2024年7月29日月曜日

合格点 20240727

涼しい。

雨のお陰だろうが、練習後半は外から見る時間が多くてむしろ冷えた。

自分からサボっているわけではないけれど、積極的にやっているかと言われれば否。

しかしそんなときは個々の動きをよく見られるという恩恵もある。

選任佐々木コーチには及ばないものの、観察で分かることは幾つかある。


まずは1年目の勢いが良い。

全体として前向きに取り組む姿勢が見られる。

経験者勢は能力が高く、身体の出来も平年以上の水準と思う。

課題はスタミナで、こればかりは量をこなすしかないだろう

もしくは、マイナス要素をどこまで減らせるか。

学生の自由時間は年々減っているようなので、時間の使い方は工夫する必要がある。

一般論として、我々の活動は学生の本分ではないことは明白なので、優先順位をどこまで上げられるかについては、仕方ないと言えばそう。


正対師が少ない。

分け重視と取り重視のどちらも、大体各学年に1人はいるイメージだが、今は全体で1~2人くらい。

これは北大が七大学の中でもチーム力が突出していた弊害かもしれない。

分かり易く結果を出せそうな技術や展開を重視していたことによるのだろう。

手足を利かせて攻防を行うのは単純に練習の賜物でしかなく、しかも場合分けの数がかなり多い。

端的に言って面倒、なので。

ただしその分上達すると、自ら展開をつくっていき易い選手になれる。

地道な努力が性に合わない人以外には勧めたいところ。

最低限、新入生なら下から返して取れるよね、くらいにはなってほしい。


練習後、清田監督と話していたが「最後に佐々木さんの合格貰ったの誰だっけ?」という記憶漁り。

例えば横三角だとこれまでの数十年間で3人だけ。

3人目の先輩も25年ほど前なので、以降は全員不合格。

不合格と言っても七帝で結果を出せないという意味ではないので、必要条件でないと言えばそうなのだけど。

横三角以外を含めて考えても、大体5年に1人ペース、というくらいになった。

現役として重なっている前後の代で1~2人程度と考えると、やはりハードル高いな。



おわり。

2024年7月26日金曜日

機能美 20240725

3つ下の代の主将、小山が来るということで行ってみた。
たまたま仕事も片がついたので、これは好機と思った次第。
小山は仕事の夏休みを利用して来たとのこと。

練習後半、足抜きのテーマ別で『やけに上手いのがいるな』とよく見ると小山だった。
引退してしばらく、身体出力は落ちただろうが、能力が維持されているな、と思った。
理に適った技術は長生きで、ひと目でそれと分かるものが宿るのだろう。

積み上げで実ったものは貴重だ。
競技者としての資質に乏しい僕らの界隈なら、尚のこと。
そういう技術や、そこに至るまでの道程を継承させ続けるのが僕の役割のひとつなんだろうなぁ。

おわり。

2024年7月21日日曜日

代替わり後、初 20240720

今年の七帝は、、、と、これは部誌に載せる予定なので割愛する。
北大は1週間のオフの後、横森新主将の下で練習スタート。
平日は相変わらず行く時間をつくれず、土曜日に初参加。

内容がどうかと言うと、休みが何人かいるのがかなり気になった。
が、これは去年一昨年からの延長でもあるので、悪化していないという意味では及第点とも思える。
現役の顔つきも、切り替えはできているように見えたのでまあこれからだろう。
OB以外に出稽古も多く、中々の賑やかさで雰囲気としては良かったのではなかろうか。

研究では浅野返しの話が出たが、基本的には
・前準備として回転止めの腕を先に殺すこと
・腕を殺す際は(自分なりの)固定位置を定めること
・(どうしてもズレが生じるので)固定した腕の位置により、回転方向を若干修正すること
・回転の際は、固定した腕の位置はずらさないこと
あたりを抑えておけば良いと思っている。
そしてこれらの感覚が掴めると、横帯取をかける感覚とか、相手の帯取返しに対して空中で切り返して逆転する感覚も養い易い。

おわり。