涼しい。
雨のお陰だろうが、練習後半は外から見る時間が多くてむしろ冷えた。
自分からサボっているわけではないけれど、積極的にやっているかと言われれば否。
しかしそんなときは個々の動きをよく見られるという恩恵もある。
選任佐々木コーチには及ばないものの、観察で分かることは幾つかある。
まずは1年目の勢いが良い。
全体として前向きに取り組む姿勢が見られる。
経験者勢は能力が高く、身体の出来も平年以上の水準と思う。
課題はスタミナで、こればかりは量をこなすしかないだろう
もしくは、マイナス要素をどこまで減らせるか。
学生の自由時間は年々減っているようなので、時間の使い方は工夫する必要がある。
一般論として、我々の活動は学生の本分ではないことは明白なので、優先順位をどこまで上げられるかについては、仕方ないと言えばそう。
正対師が少ない。
分け重視と取り重視のどちらも、大体各学年に1人はいるイメージだが、今は全体で1~2人くらい。
これは北大が七大学の中でもチーム力が突出していた弊害かもしれない。
分かり易く結果を出せそうな技術や展開を重視していたことによるのだろう。
手足を利かせて攻防を行うのは単純に練習の賜物でしかなく、しかも場合分けの数がかなり多い。
端的に言って面倒、なので。
ただしその分上達すると、自ら展開をつくっていき易い選手になれる。
地道な努力が性に合わない人以外には勧めたいところ。
最低限、新入生なら下から返して取れるよね、くらいにはなってほしい。
練習後、清田監督と話していたが「最後に佐々木さんの合格貰ったの誰だっけ?」という記憶漁り。
例えば横三角だとこれまでの数十年間で3人だけ。
3人目の先輩も25年ほど前なので、以降は全員不合格。
不合格と言っても七帝で結果を出せないという意味ではないので、必要条件でないと言えばそうなのだけど。
横三角以外を含めて考えても、大体5年に1人ペース、というくらいになった。
現役として重なっている前後の代で1~2人程度と考えると、やはりハードル高いな。
おわり。