暫く前から、事あるごとに「平成最後の~~」「時代の移り変わりが~~」とか言ってるが、そんなものはあってないようなものだと思っている。
何かと理由を見つけてはパーティーがしたい方々にはうってつけの殺し文句なのだろうが、消費期限ももうしばらくか。
全部その日その時の積み重ねだろ、お前が勝手に区切りつけてんじゃねーよ、って気持ちになる。
まあでもこんなことも明日には忘れて、世界五分前理論とかを振りかざす可能性も、無きにしも非ず。
ちなみに今日は仕事だった、北大柔道部じゃない方の。
最近はこっちの仕事ともちゃんと向き合えるようになってきた気もするが、「圧倒的成長」とか「世界をリードする」とかには至れる気はしない。
まあ細々でも需要があって、それなりにやれて金銭も得られるというのは有り難いことなんだろう。
得られる給与に不満も無いが、それに見合っただけの仕事ができているかと自問すれば、これはもう顔から火を出すしかあるまい。
しかしまあ。
金銭が対人世界においてはおよそのモノ・コトと交換される事を考慮して、それで僕らは何を得たいのか。
それらモノ・コトを得るのに、金銭というやつは対価として本当に一般解足りえるのか。
もっと相応しい何かがあれば、そのうち金銭も仮想通貨も駆逐されるのかもしれない。
例えば他人からの感謝を数値化する装置や仕組みがあったとするなら、そんな「社会や他人への貢献度」というやつを、新たな通貨としてもいいのではないか、と妄想したりもする。
金銭でなくて、ありがとうの思いの丈で廻る世界経済、というのも面白そう。
僕なんかは真っ先に破産するかもしれんが。
まあそこまで切羽詰れば僕もようやく、他人思いが真っ当にできるような人間になれるのかもしれん。
さてさて、こんな突拍子もないことを考えるときは、大抵単純作業をしているときである。
何をしていたかと言うと、手帳の手入れである。
革製品なので、たまにはしっかりと磨いてやろう、と言うことで手触りを愉しみつつ、払ったり拭いたり塗り込んだり磨いたりしていた。
そんなわけで、購入当初と比較してのエイジングの出来を確認して、記録するのも合わせてここに写真を載せておく。
と言う訳で、はい、どん。
革手帳とメンテ用品。 |
ちなみにメンテ用品の内訳は。
馬毛ブラシ 2本(埃落とし用と仕上げ用)
M.MOWBRAYのステインリムーバーとデリケートクリームとアニリンカーフクリーム
使い古しのTシャツ(綿)とヒートテック
布を切る用の肥後守
以上。
以下はメンテ前の写真。
開いた中身。リフィルと接触していた部分がかなり変色している。 |
ちょっとした紙とかを挟むスペース。 めくると他の部分に比べてエイジングが遅い。 こういうムラもまた良し。 |
閉じたところ、外側。 |
ちなみに購入当初はもっと淡い色だった。
さてそんな革を、まずは馬毛ブラシで埃とかを落とす。
次にステインリムーバーを含ませた布きれで汚れ落とし。
ブラシがけを怠ると、表面に残った細かい塵や埃で革が傷つく。
リムーバーを直に革に掛けてしまえば、きっとシミになる。
手を抜けばそれだけリスクは高まるし、だからと言って手を掛け過ぎても上手くいくとは限らない。
料理や人間関係なんかと一緒だなあ、あれ?これ前にも言った気がする、、、。
と言うことで清掃終了。
ここまでで10分くらい。
ちょっとだけ作業中断、革を落ち着かせたら、次はデリケートクリーム。
半透明のプルプルしたクリームで、見た目はクリームと言うよりもジェル。
保水、保湿に良さそう。
これを布きれに取って塗り込む。
僕は直径3~4cmの円を描くようにして少しずつ塗り込んでいくのが好き、なんかメンテしてる気分になれるし。
終わったものがこちら。
またまた落ち着かせた後に、アニリンカーフクリーム。
これは蝋分が入っていて、革をコーティングしてくれるイメージ。
そんなわけで、こちらはくすんだ乳白色の、ホントにクリームって感じのクリーム。
これも布きれでうすーく延ばして塗り込む。
出来上がりがこちら。
若干明るめになった。
次にステインリムーバーを含ませた布きれで汚れ落とし。
ブラシがけを怠ると、表面に残った細かい塵や埃で革が傷つく。
リムーバーを直に革に掛けてしまえば、きっとシミになる。
手を抜けばそれだけリスクは高まるし、だからと言って手を掛け過ぎても上手くいくとは限らない。
料理や人間関係なんかと一緒だなあ、あれ?これ前にも言った気がする、、、。
と言うことで清掃終了。
ここまでで10分くらい。
布きれには汚れが。結知らぬ間にかなり汚れてたんだなー。 |
寄ってみる。若干テカりが消えた感じ、伝わるか? |
中身も。 |
ちょっとだけ作業中断、革を落ち着かせたら、次はデリケートクリーム。
半透明のプルプルしたクリームで、見た目はクリームと言うよりもジェル。
保水、保湿に良さそう。
これを布きれに取って塗り込む。
僕は直径3~4cmの円を描くようにして少しずつ塗り込んでいくのが好き、なんかメンテしてる気分になれるし。
終わったものがこちら。
ちょっとしっとりな感じに。手触り良し。 |
寄ってみるとちょっと艶感。 |
またまた落ち着かせた後に、アニリンカーフクリーム。
これは蝋分が入っていて、革をコーティングしてくれるイメージ。
そんなわけで、こちらはくすんだ乳白色の、ホントにクリームって感じのクリーム。
これも布きれでうすーく延ばして塗り込む。
出来上がりがこちら。
とりあえず塗り終わり。 |
若干明るめになった。
ただ、余分な蝋分もあるので、シャツより生地の目の細かいヒートテックの切れ端で再度拭きあげる。
するとこんな感じに。
そんなわけで、見た目の艶感と触ったときのしっとりすべすべ感をひとしきり愉しんで、メンテナンス終了。
するとこんな感じに。
つや。 |
分かるかなこの緑地の上に透明感のあるツヤツヤ分が乗ってる感じが。 |
そんなわけで、見た目の艶感と触ったときのしっとりすべすべ感をひとしきり愉しんで、メンテナンス終了。
次はどいつを磨こうか悩み中。
革もいいけど、そろそろ包丁を研いでもいいかも。
それなりに良いものを長く使っていきたい、ここ3~4年の思考はそんな感じ。
今回のメンテでは、僕は時間やモノを対価に、僕自身の満足感を得た。
さて次は、何のためにどれを差し出してみようか。
と言っても、僕が差し出せられるものってそんなに多くもない。
まあ無いなら無いなりに考えればいいし、ひとまずは出来るだけ足掻いてみようかな。
おわり。
今回のメンテでは、僕は時間やモノを対価に、僕自身の満足感を得た。
さて次は、何のためにどれを差し出してみようか。
と言っても、僕が差し出せられるものってそんなに多くもない。
まあ無いなら無いなりに考えればいいし、ひとまずは出来るだけ足掻いてみようかな。
おわり。
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