朝目覚めたら、雪は相変わらずとんでもないことになってた。
公共交通機関に頼って出勤する身としては如何ともし難く、職場に電話すると仕事も無いとのことで大手を振って休みを申請した。
そんなわけで自由を得たので、午後からの練習に参加。
平日は2面を使っての全体練習、良いことだと思うと同時に、こんな言葉に疑問を抱けないくらいに積もった時間が恨めしくもある。
まあそんなことよりも、現段階で現役部員が前向きに活動できていることの方が大事で、大小の躓きから学び進めている、と思う。
良き問いは正しい解を得る。
七帝の方の柔道期間が長くなった身としては、現役達と比べ、当たり前の技術に関して乖離が出てくる。
原因は主に経験知の蓄積差で、埋めるにはその高低差に梯子を掛ける問いが必要。
今回で言えば、足抜きにおける縦抜きの際の足の使い方。
右足を絡まれた時に、「右足をどう抜くか」が出発点になりがち。
そうなると遮二無二右足を振り回して、挙句体の重心を他所に移してしまって返される、なんてことになり易い。
実は自分の右足をどうこうするよりも、上体や左足をどう整えるかが重要で、それ次第では絡まれた右足なんて自然と抜けることもある。
このあたりの目的と手段の整理は、問答の中の多くを占めるような気がしている。
練習後に2年目の國次がPCを膝に唸っていた。
水産柔道部への支援依頼の、その文面で悩んでいたらしい。
確かに、彼は現在部員の中で最も強い。
小山の代における手良向と同じ立ち位置である。
この4月からの函館移行後も、定期的に札幌に来られる環境があれば部全体の利益に敵うことは間違いない。
そんな環境を整えるにはやはり先立つものが必要という訳で、何を書けば伝わるのからということに苦慮していたらしい。
ちょっとした助言と応援だけは贈ったものの、役に立つのは結局のところ、おっとこれ以上はがめつくなるので止しておこう。
おわり。
0 件のコメント:
コメントを投稿