記事タイトルで思い出された方もおられるかもだが、一応去年のはこちら。
戦力の数値化だけど、7月の今現在ではなく、昔の記憶を頼りにやってみた。
なにしろ僕が最後に練習に出たのが2月末か3月頭付近なので。
一応最後に、見込みということで分析っぽいことをしている。
基準をおさらいしておこう、以下前回からの引用。
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数値化するにあたってルールは以下の通り。
①平均的な分け役を基準に考える=分け力1.0とする
②取り力は、分け力を基準に考えて差分で評価
①平均的な分け役を基準に考える=分け力1.0とする
②取り力は、分け力を基準に考えて差分で評価
③消耗度=スタミナの概念
④細かいことは抜きにして、主観で決める
④細かいことは抜きにして、主観で決める
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②について補足しておく。
差分で評価、とは取り力と分け力の差が一本勝ちできる可能性になるということ。
取り力2.0なら、平均的な分け役に対して2.0-1.0=1.0=100%勝てる見込みである、という評価で、つまりは取り役。
取り力1.5で準取り役ってところか。
女子については人数が少なく平均を考えにくいので、今回も分析できていない。
そういうわけで、あとは独断と偏見で、どん。
年目 | 名前 | 取り力 | 消耗度 | 分け力 | 消耗度 |
4 | 森 | 1.4(+0.1) | 0.4(±0.0) | 1.9(+0.2) | 0.3(±0.0) |
4 | 笹 | 1.6(±0.0) | 0.5(±0.0) | 1.7(-0.1) | 0.5(±0.0) |
4 | 西森 | 2.1(+0.5) | 0.4(-0.1) | 1.8(±0.0) | 0.5(±0.0) |
4 | 藤田 | 0.8(+0.1) | 0.5(±0.0) | 1.4(+0.1) | 0.5(±0.0) |
3 | ●笠井 | 0.6 | 0.5 | 1.2 | 0.5 |
3 | 近藤 | 1.1(+0.4) | 0.5(±0.0) | 1.5(+0.1) | 0.5(±0.0) |
3 | ●町田 | 0.7 | 0.5 | 1.0 | 0.5 |
3 | 片桐 | 1.1(+0.6) | 0.4(-0.1) | 1.4(+0.6) | 0.5(-0.1) |
2 | 澤田 | 1.3(+0.6) | 0.5(±0.0) | 1.5(+0.7) | 0.5(±0.0) |
2 | 坂田 | 1.2(+0.6) | 0.4(-0.1) | 1.7(+0.5) | 0.4(-0.1) |
2 | ●清水 | 0.3 | 0.5 | 0.5 | 0.5 |
2 | 石川 | 0.8(+0.7) | 0.5(±0.0) | 0.8(+0.5) | 0.5(±0.0) |
2 | ●石田 | ― | ― | ― | ― |
引退時 | 森本 | 2.2 | 0.1 | 2.1 | 0.2 |
現在 | 森本 | 2.0 | 0.4 | 2.2 | 0.4 |
()内は前年からの増減、取り力・分け力は+、消耗度は-ならそれぞれ向上したということ。
あと、●付きはケガなどのために僕が実力を測れなかった人たちで、それぞれ増減なしでカウントした。
で、2年目以上の男子の分け力の総和が、16.6となった。
前回の記事では「25以上でちゃんと戦えるチーム」と評したので、3月時点では全くもって戦い抜くことはできないチームだった、ということになる。
勿論、15人ではなく13人の合計値、しかも4人のケガ人を含むことは考慮すべき対象である。
ケガ人たちが全員復帰したとして、彼らの成長分を測ることができたなら、総分け力は1.5~2.0くらいは上昇するだろう。
また、3月ではなく7月の試合時点を仮定すれば、話はさらに変わる。
新歓による1年目の獲得により、15-13=2人を戦力に追加できるので、その分の上り幅が1.5~2.0といったところだろうか。
また、練習期間の増加、しかも追い込み期間も含むので、更に1.5~3.0くらいの上昇が見込まれたのではなかろうか。
以上より、7月時点での総分け力は21.1~23.6だったのではないか、というのが僕の見立てとなる。
そして昨年の総分け力が21.6であったのを鑑みるに、最下位脱出がギリギリどうか、というところではないだろうか。
取り力についても、3月時点で2.0以上(取り役)は西森1人、昨年7月は3人。
1.5以上(準取り役)を含めても、3月時点では笹が加わっての2人、昨年7月は6人。
1.5以上の方で考えると、成長したとして届きそうなのが森・澤田・坂田の3人だったろう。
近藤・片桐は取り力全振りで血反吐撒き散らせば届くかもしれない、というところか。
まとめる。
3月時点では、総分け力16.6(13人)、取り役が1人、準取り役が1人。
7月(見込み)は総分け力21.1~23.6、取り役が1人、準取り役が4~6人。
2019七帝時は総分け力21.6、取り役が3人、準取り役が3人。
そういうわけで、2020年の七帝時の戦力見込みは、分け力・取り力ともに昨年と同水準かちょびっと向上したところだという結論に至る。
うーん、こうして見ると、やっぱり厳しいんだなあ。
とりあえず今回はここまで。
次はここからどうするかを考えないと。
おわり。
ごぶさたしてます。
返信削除以前のわかりやすい分析の続きが興味深い。
点数つまり戦力不足をいかに補うか。
①点数の底上げ
②戦略
②の戦略は、例えば相手上位者を下位者か中位者で止め、こちらの上位者で相手の中位者か下位者を、中位者で下位者を抜く。なら理論上勝てるけど、組み合わせは本番にならんとわからないし、そもそも抜きと止めがうまく機能しなければ机上の空論。
結局は本番で理屈どおりに機能するための①底上げを試合前にできるだけやらないと勝てない。
で、抜きよりも止めが機能しないとキツい。ゴボウ抜きされたらゴボウ抜きできない弱者に勝利はない。そしてゴボウ抜きされてるのが近年と見ましたが、いかに。
止め。抜けない止め同士で稽古しても意味ない。強い人を相手にして初めて止めが鍛えられる。さて、それが出来る強い人は。
あと、ちょっと話が変わりますが、ウェイトトレは抜き止めの底上げにどれだけ寄与したか。私は練習終盤と練習後の皆が道場を離れる時間しか見れなかったですが、ウェイトばかりの人よりは、技術のおさらいや研究をしていた人の方が伸びたような。
雑感でした。削除可。
たかぎさん、ありがとうございます。
削除①と②の関係性については、仰る通りかと思っています。
①について例を2つ挙げていただきましたので、次回の記事で、それらに対する私見を述べます。
端的には、やはり人間、自分の望む方向に変化していくものかと思っています。
強くなりたい人、負けたくない人、勝ちたい人、楽しみたい人、変わりたくない人、心の行き先に身体もついていくのだなあ、というのが今のところの感想のひとつです。