ラストは肩車、木登り、振り子、トルコ返し、柏崎返し。
肩車は亀からの逆転方法、木登りは正対上のチャンスの一幕、振り子はピンチにも罠を仕掛ける狡賢さ、トルコ返しは身体構造の返し、柏崎返しは筋力ではなく自重を使った返し、というのが僕の感じた重要部分。
観察していて、全体的に肩車が上手いことできていたのには少々驚いた。
IJFルールの試合で多用されているからだろうか、投げの構造を理解して動けている部員が多く、そうなれば後は放っておいても何とかなりそう。
そんな放っておける領域を、今後ともどんどん拡大させていってほしい。
ただ、不意に「基礎ができてねぇ」とか言い出すこともあるので、そのあたりは指導者としての我儘。
「未知」は「既知」に、「できない」は「できる」にしたいし、「できる」なら「もっと」と考えてしまうものである。
そして傲慢にも、たとえそれを相手が望んでいなくとも、というのがミソ。
教育とは押しつけである。
COVID-19について、北大内での接種も進んでいるらしい。
道場内にはワクチン接種後で腕が上がらないという部員もいた。
副反応については個人差もあるし、まあ、道場に来て見学だけでもしてくれたのはありがたいと思う。
講義も続々と終了していく中、今年の1年目については、単位取得に難のある者はいないようで少しほっとした。
あとは後期になり雪が積もるとヒトの心理状態も変わるので、特に道外生はそのあたりまで気が抜けない。
「勉学に励め」なんて僕の口からは決して言えないけれど、「いろいろと支障の無いようにこなしておいてくれ」くらいならぎりぎりセーフかと思う。
ああ、これも無粋な押し付けか。
ちなみに技研2周目については、おそらく来週からやるとのこと。
次からは5種/週として、1周目で駆け抜けて漏れた部分の補完や、出来る技に関してはそこからの派生についても解説していく予定ということで、学びの時期はまだまだ続く。
おわり。
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