道場に着いたのが19:20頃だったか、ちょうど反復の2~3本目あたりだった。
北大は未だ前後半に分かれての練習で、ぱっと見の人数はちょっと寂しい。
と言っても、僕が1年目の頃と比べると当時よりも多いのだけれど。
今は昔。
あの頃は特にこれと言った得意技もなく、強いて言えば「組手がなんか気持ち悪い」程度の木偶の棒だったのを思い出す。
だからこそ「正対下をやろう」と思って練習していたのだけど、毎度先輩方には取られていた。
ヘタな正対師によく効くし、消費も少ない技と言えば かみつき と思うのは今の話で、当時はひたすらやられる側。
1つ上だと、鈴木さんや武田さんの反復でのかみつきが辛かった。
腰の落ち具合が抜群で、特に武田さんは女性特有の骨盤周りの柔軟性で足を挟まれ潰されまあこれが痛い。
乱取になれば、代替わり後の主将 小竹さんに即座に越えられ足抜きの攻防に。
攻防とは言うものの実態は板に潰され首が捩じ切れそうな中とりあえず耐える、って良く分からん修行をしていたような気がする。
そんな思い出、今は昔。
基本的には身の詰まっている人、もしくは柔軟性のある人に適した技だと思っている。
ただ、手順の単純さ(受ける側にとってもそうなのだけど)からすると、一番大事なのは常に前進する精神性が試される技だと思う。
2年目の長尾なんかはこの辺りが巧く嵌まりそうで、現状「退かない」ってところまで来ている。
赤松さんチックなところかなあ、素朴な奴なのかなあ、と思っていたが実は色々と抱えているみたい。
3年目玉本からは「いやコイツ今日はこんなまともなシャツ着てますけど、いつもはチェックのアレっすよ」と注意をもらった。
一体チェックのアレが何をしでかしたのかは不明だが、兎に角何かがあるらしい。
まあでも服装の話をすれば、僕も学生の時は大概だったろうからなあ。
札幌駅以南に行くのは極力避けていた、今は昔。
本人と話をすれば文学部とのことで、確かに癖の強めな人が多い印象の学部だった。
掘り下げればもっといろいろと見えてくるのかもしれない。
おわり。
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