月曜日の基本編に続いて今日は発展形の技研だった。
その途中、基本形あたりからの参加だったのは生憎だが、清田監督の技術が惜しげもなく伝えられたのは想像に難くない。
現役達にとっては消化不良になるくらいの情報量だったかと思うが、ひとまずの見込んでもらいたいところ。
そのうち自然に馴染むものも出てくるだろう。
あとは、上級生には戦略的に選択してほしいところ。
今はまだ1週目で、これからあと9週、全部で50種類の技があるので、その派生形も含めれば200パターンくらい、そんな量になるのではなかろうか。
今回は草刈に限って話をしてみる。
基本編では片襟片袖での引込、上半身を取った側の対角に足を当てるタイプ、から、重心を後背中側に残している相手を倒す動きだった。
この際に自由な手足を相手の踵を刈り取るように使い、また自分の体を相手に寄せて潜るような動き。
対して今日の発展編では、上半身を取った側と同側に足を当てるタイプ引き込みからの草刈だった。
こちらは相手側に潜り込む動きをしない分リスクが少ないように見えるが、それに応じてリターンも少なくなるのが玉に瑕と感じる。
つまりは倒した相手を制するのが難しく、袈裟に抑える形になり易くて安定しない。
袈裟はそもそも抑え切るのが難しいし、逃げられた時に不利な体勢になり易いのが、コストパフォーマンスに欠ける、と思っている。
クラシックなルールの七帝では30秒間抑え切ることが求められるので、しかもそれを3年数ヶ月で仕上げるとなると、かなり難易度は高い。
敢えて挑戦したいというのであれば、止めやしないし、良いモデルケースになる可能性もあるが、まあ、期待値を高くしておきたいのがオトナの思考だろう。
脱線したが、草刈自体は良い技で、あとはその先、もしくはその前に組み合わせるものが重要になるはず。
一方向だけの攻め手は守り易い。
名手、と言うとあまり浮かびはしないけれど、正対下からの引き付けが強い人が草刈も使えるとなると、僕は正直乱取したくなくなってくる。
理由はシンプルで、対処するのに疲れるから。
楽して先輩風吹かせたいものだけど、いやこれがなかなか難しい。
おわり。
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