金曜日は後半、土曜日は通しでの参加。
先週の練習試合の影響だろう、方向性に悩む現役が増えてきていた。
悩み自体は今までもあったのだろうけれど、以前は何というか、解像度が低かった。
いわゆる「強くなりたいけどどうすればいいか」みたいなもの。
それが勝負をすると変質するもので、「勝つ(或いは分ける)にはどうすべきか」。
自他が見えてきたからこそ、想像力に具体性が備わってきていたのだと思う。
例えば、
・立つべきか引き込むべきか
・戦法を変えるべき相手の、その実力的なラインは何処か
・チーム毎の力関係と、チーム内での自分の立ち位置は
・試合展開に応じて自分は何を変えるべきか
・より良い雰囲気で次に繋ぐためにはどう振る舞うべきか
ざっと挙げてみてもまあこのくらいは考えられるので、当事者たちの脳内はこれ以上の情報量でもってパンクしそうになっているのかもしれない。
逆に言えば、パンクするのは解答なり回答なり解法なんかに目処がついているということでもあるわけで。
実のところ一番重要なのは、やっぱり自分で腹括って決めてしまうことなんだろう。
そういえば、金曜日は仙人佐々木コーチによる「かみつき」講座が開かれていた。
個人的に、かみつきは自分より少し下のレベル帯の人にかけていった方が身に付きやすいと思っている。
トライアンドエラーではなくて、トライアンドサクセスの比重を大きくすると多分良い。
格上相手にやり続けてもなかなか進めなくて、大方の人が自信喪失している気がする。
かみつきではないが、僕の同期にも「試合前は○○監督と〇コーチと○○さんとはやらない」って決めてる奴もいたなあ。
理由は「やられて自信なくすから」らしく、当時は「そんなんでメンタルやられんのか不思議だ意味わからん」と思っていたものだけど、今振り返れば僕の方が少数派だった。
大多数の人は日々精神状態にそこそこの振り幅を持って生きてるらしい。
ベストな負荷の掛け方は人それぞれで、僕も「コーチとして巧いところ突けたらいいなあ、これなんかどうだろ?」とか一応は考えながら動いてみている。
おわり。
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