19時頃に道場着。
早速着替えに部室に入ると悲喜交々の雰囲気。
訊けばひとつは支援物資の報で、食べ盛りの現役らに米やそのお供なんかが届いたとのこと。
これから七帝に向け練習強度とともに消費エネルギーも増加するはずなので、その補完としてはとてもありがたいことだろう。
もうひとつはケガが増えているとのこと。
特に立技でのケガが多いとのことで、これは例年数件ある話。
寝技を主とする以上避けにくい問題ではあるが、「今の現役たちは毎日投げ込みもやってるから例年よりも少ないだろう」と思っていたところだったのでちょっと意外だった。
もしかしたら、「練習のための練習」だったのが「試合のための練習」にシフトしてきたから、という理由かもしれない。
程度問題ではあるものの、より実践的になることで無理無茶を選ぶ瞬間が増えたのではないかと思う。
高リスクの動きが増えれば当然ケガも増えるということで、慣れるまでの過渡期と思われる。
練習の話に繋げると、リスクがあればリターンもある。
主将の澤田の、決め手がひとつ増えた。
本人は無我夢中でやったことだろうが、受けた側からすれば振り返って「ああ成程」と言うべきもので。
説明してやれば再現もちゃんとできており、素直に嬉しいところである。
努力が花開き、実を結ぶ時期はいつも突然であるから、それが七帝前にひとつ起きたのは僥倖と言うべきものだろう。
身体的に動けた、脳内で理解して言語化できた、そんな瞬間に立ち会えるのはいつでも心弾むところがある。
それが実践的な技であれ、初心者における基礎運動であれ、程度の差はあっても当人たちだけでなく周囲にも多少の感動を及ぼす。
立ち逢うチャンスが少ないのは、身上として仕方ないけれど心情としてはちょっと不甲斐ないような羨ましいような変な気分もある。
まあ、彼ら彼女らの感動に多少同席できるだけでも感謝すべきだろう。
感動の瞬間と言えば、今年の七帝は無観客で確定ということだった。
代わりに動画配信が企画されており、現在クラウドファンディングにて寄付を募っているとのこと。
去年の東北大との定期戦では自前で配信していたものの途切れ途切れの動画になっていたらしく、やはり機材や通信強度の問題で「プロに頼もう」ということになったのだろう。
一応URLを貼り付けておくので、賛同いただける方はぜひよろしくお願いいたします。
そんなところで。
おわり。
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