北大柔道部に季節は関係ない。
日々目の磨り減った畳の上で転げ回るのが年中行事である。
13条門からの景色が如何に見事であろうと、それで「練習中断、今日はジンパだ」なんてことにはならない。
それよりも、季節がら身に堪える寒風が入り込んだり、折角暖めた空気が全て抜けていったりするのが大きな問題だろう。
素晴らしい景色なんて見れずとも生きることはできるが、凍えてしまえば人は死ぬ。
よって、「13条門付近にめっちゃ人いたわ」って僕の発言に8割方の部員がピンときていなかったのも、然したる問題ではないはず。
そういえば、銀杏の実を拾ってアレルギーになって休んだ先輩がいたって事件もあったのは、ちょっとした秘密にしておこう。
さてさて、現役部員は練習にて失敗を重ねている。
これがとても良い傾向で、というのも失敗の質が変わってきているから。
「何もできず目標が分からない」から、「何かやってみたけど目標設定を間違えていた」に。
清田監督主導の技研で、身に余る知識を放り投げられているのが現状。
それでも個々で経験を積んで、なんとなくの方向感が分かってきているように見える。
規制上個々に時間をかけるのも難しいけれど、僕としてはできる範囲でやってくしかない。
今の段階だと、3~4人くらいにそれぞれテー マを設けて、2~3週間かけてレベルをひとつ上に持っていくようなイメージ。
成果は出てきている、と個人的には思っているが、客観的にもそうだったらいいなぁ。
おわり。
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