クラーク会館からメインストリートを北上していく中で、目に入ったのは集団でランニングする学生達であった。
2~3人の少数よりも、5~10人ほどのグループが多く、「お、遂に課外活動の制限も無くなったか?」と期待。
道場に着くといつも通りの2分割練習であった。
勝手に期待して、勝手に悲しくなった19時過ぎ。
さてさて、後半組の練習はちょうど反復が始まる頃。
仙人佐々木コーチや、笹谷コーチもいらしてて学生の動きを見て苦言を呈しておられた。
曰く「技の要点が分かってない」とのこと。
要は、清田監督による2周目の技研で、学生の現時点よりも相当に高過ぎる技術を提示したことで、彼ら彼女らが混乱してしまっているのでは、ということ。
おおよそ正解だと思った。
しかし、それはそれで仕方なく、織り込み済みでの技研2周目であったとも思っている。
荒れ果てた登山道に道標を打ち込む作業、そんなイメージ。
今はまだ、しかしいつかは登って来るであろう人達に残しておくべきもの。
練習後、1年目小島からの質問、「正対下から
相手を崩すにはどう動くべきか」。
僕の回答は「まず綱を登れるようになってから」。
技術志向に陥りがちなのだけど、身体ができていないとお話にならない部分って、結構ある。
技術や知識は加速度的に向上させられるものの、網羅するに3年3ヶ月は短い。
体力は生まれの限界はあるものの、数ヶ月かれば1つか2つ上のレベルに持っていける。
練習時間が取れないから指示することもできなかっただけで、若い衆にやってもらうべきことは、まだまだある。
おわり。
0 件のコメント:
コメントを投稿