1年目桑村の鶏冠は刈り取られていた。
体型も相まってビジュアルが丸みに溢れ、笹からは「赤ちゃんみたい」と言われる始末。
ちなみに「今日はなんだか気に食わなく思えてしまう」「でも月に1,2回くらい物凄くカワイク見えるときがある」というのも笹の言。
そんな桑村が乱取で当たりに来たので、唐突に「今日の目標は?」と訊ねたら、「試したいことが、、、」と即座に切り返してきた。
「おっ、いいねえ」と思って叩き潰しに行ったのだけど、そういや試したいことの結果はどうだったのか、確認を忘れていた。
そんな始め方をしたもんだから、この日は個別指導のイメージで練習を通した気がする。
反復前には仙人佐々木コーチによる頭付き談義もあったので、数人にその展開を教え込んでみたり。
乱取を1本丸々使って、技術整理をさせてみたり。
練習後に3年目坂田と2年目田中が来たので対応もしたし、だいぶ働いたのではなかろうか。
そのときのまとめが、何というかしっくり来たので、ちょっと追加分も入れてここに残しておこうかと。
・上手くいかないことの大半はフィジカルつけて、何か頑張ればできる、守るときは特に
・「何か」を見つけたいときは要素に分割すべき
・「要素」を抽出する際に、大半の人は「速度」と「タイミング」だけに目が行きがち
・でも「速度」と「タイミング」は技をかける際の話で、実はその前、準備段階が結構重要
・つまり立技で言うところの「崩し」「作り」
・「崩し」「作り」が巧く出来ていれば、「かけ」る際のパワーが少なく済んだり、時間的な余裕が生まれる
・寝技は立技よりも猶予時間が長いので、状況把握→判断→実行が可能な場合が多い
※立技では決断→実行や、反射=実行の占める割合が大きく、論理判断が間に合わない場合が多い
以上。
おわり。
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