2021年12月17日金曜日

前前前日 20211216

路面状況は良好。

とは言えそろそろ根雪になりそうな雰囲気で、自転車は部屋に収納済み。

よって札幌駅から地下鉄に乗り換えて北18条へ。


東北戦を前にして現役達は調子を上げてきた、と言えれば良かったのだけど、ちょっと微妙なところ。

悪くはない、というところで踏みとどまっているとは思うが、過信でなければいいのだけど。

遠征かつ久々、というよりは大多数が初めての対外試合なので、自然多少の無理はしてしまうだろう。

大怪我にだけは気を付けてほしい。

現状細かいケガは多そうなので、オフ期間、年末年始でしっかり整えておいてもらいたいところだ。

調子の問題点は学生だけではない。

仙人佐々木コーチも、最近は色々不具合を抱えているらしい。

平成の時代から仙人をやっているとは言え、霞を食うにも限度があるということだろうか。

本人は道場で練習を見ながらポックリ逝くのが一番と語ってはいるものの、なるべく引き延ばしてほしいところではある。



おわり。

2021年12月13日月曜日

週に一度の 20211211

前半は男子部員の大半を集めて練習試合。

6対6の勝ち抜き形式。

審判を務めさせてもらい、今回は立ち技の一本も導入。

結果、先鋒がとん、とんと投げて3人を抜くという事態になった。

15人制なら兎も角、6人なので残り2人では相手チームの5人を返せず、そのまま3人残しにて終了。

いやぁ、立ち技は怖い怖い。

僕自身現役のときにぽこぽこやられている身なので分かるけど、本当に気が休まらない。

相手に主導権を渡したままの立ち姿勢は、こちらの消耗が激しすぎる。

対して向こうは虎視眈々と狙いを澄ます余裕があって、ともすれば打込のような感覚で技を掛けてくる。

良い対処法は、対処しないことである。


後半は女子部員主導で、立技と寝技半々くらいの練習メニューを試行していた。

移動打込やスピード打込、たまにはやってもまあ悪くはないのかもしれない。

前向きな志を持って変化していくのは、確かに必要なことだ。

ついでに個人的な意見を言えば、立ちも寝も、負けないことを目標とするなら費用対効果は多分そこまで変わらないように思う。

ただし勝つことを、それもチーム全体で安定性も求めるというのを目指すなら、立ち技はコスパが悪いと言わざるを得ない。

そのあたりを踏まえて、さて彼女らが今後どこに向かうのか、観る側としてはちょっと楽しみでもある。



おわり。

2021年12月11日土曜日

東北戦について 20211209

道場に着いたら前半組終了後、帰りがけの坂田がいた。

未だ詳細が語られぬスケジュールについて聞いたところ、「詳細は詰めているところですが」との前置きの後に教えてくれたので書き残しておこうと思う。

12/18

昼過ぎ? 前日練習、詳細未定。

12/19

昼前 道場着、アップなど開始。

昼頃 開会式、その後試合(勝ち抜き、その後点取り)、乱取、研究。

夕方前 閉会。

ざっくりだけど、ほんとに確度がこれくらいなのでしょうがない。

ちなみに、選手と関係者のみの無観客開催で、OBOGの観戦も不可とのこと。


そういや当日の様子を配信したりするんだろうか、先月の全国大会みたいに。

出来ればいいのかもしれんが、そのための人員や機材も必要だろうし、そこまでの余裕が果たしてあるのかどうか。



練習の話。

この日は実験日のようであった。

僕の立ちと寝の際に使う返しの研究と、清田さんの「なんかで見たんだけどなぁ~」って外掛けの外し方。

僕の方は、使えはするけど汎用性は無さそう、という結果に終わった。

一応改造の余地もあるかもなので、ちまちま考えておこうかとも思う。

ちなみに以前TV放映された「縦四角」「MRS」とは何の関係もない。

外掛けの方については、良いものが確認できた。

使える状況に制限はあるものの、一動作で脱出のみならず逆転が狙えるはず。

もう少々改善したら、現役たちにも広めていいかもしれん。


練習終盤には抑え込みの修整。

この日は主将の澤田と、女子主将の後藤。

胸を合わせること、腰を落とすのがまだしっくり来ていないようで、受けながらあれこれ指図してみた。

少々ではあるが、着実にレベルが挙げられたので良かった。

やってる途中に「後藤は女子にしてはそこまで身体柔らかい方ではないからなあ」と呟いたら、ちょっとお叱りを受けてしまったのがアレだったけれど。

本人曰く「下級生にぐにゃぐにゃがいるだけで、私は普通なんです」とのことであった。

「私は」ってより「私こそが」くらいの勢いで言ってきたのがちょっと面白い。

まあ確かに、人それぞれだよなあ。



おわり。

2021年12月8日水曜日

瞬間、アゴ外れた(気がする) 20211207

「お前閣下にkr(自主規制)されるぞ」

「いや不死鳥の炎に焼かれるんじゃないか」

「まじっすか、紫炎だ」

等々、言われて恐怖に縮こまる某2年目を見つつ着替えた17時過ぎ。

BAD AGAINじゃん、思い至ったときはちょっとニヤッとしてしまった。

詳しくは本人の身の安全と、チームに無用の軋轢を生まぬため、あと僕自身の少々の自己防衛として語らないことにする。

念のため言っておきたいのは、僕はネガティブなことは何一つ言っていないし思ってもいなかった、けど彼はポロリと零していた。


そういえば1ヶ月半前から、平日仕事終わりの練習は後半組のみの参加となっている。

理由は仕事の関係で、正直どうしようもないし「まあ行けるだけマシかしょうがない」と思っていたのだけど、今回は「あれ、むしろこれも良い機会にできるのでは」という転換ができた。

というのも、後半組にだけ指導することで一時的な差異を生み出せる可能性に思い至ったから。

敢えて差をつけてみることで、そこに発生する優位性を活かして成功(或いは失敗)体験と紐づけがし易くなるかもしれない。

紐づけができれば、因果関係を追え、というのは彼ら彼女らにはそこまで難しいことでもないはず。

そんなところでひとつ仕込んでみたのだけど、どうだったろうか。

上手くいけば儲けもの。



練習後、部室で着替え中の2年目國次に話しかけたら、返事のたびに大胸筋か上腕二頭筋がぴくぴくしていた。

本人は無自覚だったらしい、着ようとしていたパーカーも前後逆だったし、彼にはそういう一面もあるみたいだ。



おわり。

2021年12月7日火曜日

そりとびを知らない1年目たち 20211206

先の土日は全柔連の指導者資格の更新講習を受講していた。

内容は、指導における基礎知識や技能、最近のトレンドや受講者同士の情報交換とか。

これらについては、そのうち振り返りがてら別記事にしてもいいかと考えている。

東北戦後の12/20から年末年始のオフになるようだし、冬休みの宿題のような気分。

宿題を計画的にこなせたことの無い人種だけど、まあ誰に強制されている訳でもないし、遅れようと特に問題は無いと思う。

何なら忘れているかも。


本題。

終業後の練習参加。

週の頭、最近は東北戦へ向けての特別講習。

今回は胴絡みとデラヒーバについて、清田監督による掛け方外し方の解説。

それぞれについて2,3パターンを紹介されていたのだが、実際は1つを会得できれば良い。

欲を出すなら、サブウェポンとしてもう1つあれば、我々の界隈ではまず困ることも無かろう。


最近分かったことだが、2年目の若月は時折頭と体が分離してポンコツ化することがある。

おおよその動きをスムースにこなすタイプだけど、たまに顔も「?」雰囲気も「?」となっていることがある。

傾向までは掴めていないが、多分何かしら相性があるのだろう。

そんな後輩に対して、3年目の中山が積極的にあれこれアドバイスしていた。

理系っぽい理論構築を、持ち前の当たりの柔らかさで表現してたのが特徴的であった。

実戦経験不足が惜しまれるが、思考とその伝達はチームの財産なので、これからもみんなでどんどんやっていってほしい。


講習に時間がかかり、乱取は6分×3本。

この日は1年目の長尾、2年目北川、2年目松倉が当たりに来てくれた。

思い返すと3人とも勘の良さを持っている面子で、長尾は静的な、後の2人は動的なところで発揮している印象。

身体能力に難がある僕としては、前者には「ちょっとだけずらして不安定を安定と誤認させる」とか、後者には「好きに動かすけど重要な一点だけは止めておく」とか考えて動くのだけど、今のところはそれで何とか誤魔化せている。

まあ、そのうちそれぞれの得意で越えていってくれるだろう。

気分は刃牙を育てる勇次郎。

いや彼らを喰い物にする気は無いけれど。


今年の札幌はもう暫く白くならないようなので、チャリが使えるままで東北戦を迎えられれば都合がよろしい。

求む、天祐。



おわり。

2021年12月4日土曜日

投げ技は全部技有 20211202

木曜日は部内試合ということで、仕事が休みだったので前半から参加。

チャリで行こうと思っていたところ、外がまあまあな積雪だったので、少々遅れてしまったけれど。


前半組は4人ずつの勝ち抜き戦。

終了後には振り返り、やったことやれなかったこと、出来たこと出来なかったこと。

「今回は分け指示になったけど、もしも取り指示だったら?」って仮定も出てきたりして、成長してるなあ、なんて思ったり。

惜しくらむはやはり4人ずつという、少人数の団体戦であったこと。

まあこれは無いものねだりが過ぎるから、この辺にしておこう。


後半組は個人個人の総当たり。

1年目対決では初心者の田村が経験者の曽我を攻める展開になっていたのが、如何にも七帝って感じがした。

この辺りは実力だけではなく、個人の性格的なところも多分に関わってくるので、攻めるから良いとか、守るのは悪手だ、ということではない。

それぞれに合った道があるのだから、チームへの貢献の仕方も多様で良い。

但しひとつだけ言えるのは、後手に回るのはあまり良くはない。

実力に差があったり、一芸に秀でていれば機を見て仕留めることもできるが、それをやるくらいならさっさと自分の形を作る練習に打ち込む方が、当然打率は上がり易い。


今回は半分以上の試合で僕が審判をさせてもらったのだけど、タイトルの通り投げ技は全部技有にしてみた。

理由は2つあって、1つは試合時間を長くとることによる経験値増。

もう1つは投げ技だけに頼らない意識づくりの推奨。

七帝の審判は(僕を含め)投げ技に厳しい傾向があるので、試合本番で自分勝手に「これは一本だろ」って思ってると、その後を失念して自分もチームも窮地に追いやってしまう場合がある。

投げた瞬間に審判を見るような選手にだけは、なってほしくないなあ。



おわり。

2021年12月2日木曜日

明日から師走 20211130

11月も終わり、年の瀬が見えてきた。

現役たちは乱取を増やし、知識と技術の垣根を埋める作業中。

この日は頭付きへの対処があまり身についていないことが気がかりだった。

腕を縛られるのを若手いて、それでも状況を打開しようとせず縮こまってしまう人が多かった。

どうやら、技術でもってスムースに抜け出す方法があるものと思い込んでいたようで。

全然そんなことない、まずは頑張って無理矢理にでも動くんだ、と指摘しておいた。

手段を選ぶほどには、選り好みをするにはなおのこと、知識も経験も足りていない。

動かずに失敗を積み増すくらいなら、動いてみて成功の種を見つけに行くべきだと思う。


持論ではあるが、技術には2種類のものがあるものと思ってる。

状況を変化させるものと、変化を楽に行えるようにするもの。

僕は専ら後者をやっているのだけど、現役部員、特に下級生にはあまりお勧めしていない。

なぜなら地力がつきにくいから。

そんなわけで、1年目の羽成がその図体に似合わず搦め手のセンスがあるのには驚いたものの、釘は刺しておいた。

ラクな位置取りを嗅ぎ付けられる才能は稀有なものだけど、それだけでやっていくには不安も多いので。



おわり。