2019年2月24日日曜日

使い方「も」大事 20190223

13:20頃に道場へ。
今回は掃除から参加することが出来た。
とは言っても、1列分を済ませたところで佐久間に箒をひったくられたので貢献度としては微妙か。
しかしまあ、相変わらず道場の箒は消耗が激しい。
箒の扱い方を知らないのだろうか、ひょっとして、今どきは学校で掃除の時間なんてものは無いのだろうか。
うーむ、子ども達の生活力はこうして落ちていくのだろうか。
そんなことを聞いてみると、「箒の形が違うんで~」という意見も聞けた。
なるほどそれは仕方な、、、そうか?

僕の頃は、小中高と昼休み終わりに掃除の時間があったもので、厳しい教員がいると掃除道具の持ち方ひとつから指導されたものだ。
そうして僕らは、教員の目を盗んでじゃんけんで負けた者を箒にまたがらせ、神輿のように担いで揺らす「ハリーポッターごっこ」なるゲームを編み出した。
ニンバス2000から始まり、ファイアボルトになるとより長く激しく担がれる。
こういうのを決めるのは大抵クラスカースト上位のお調子者で、あとはその場の空気によって執行される。
「僕はポッターじゃなくてウィーズリーだ!そんな高級な箒なんて持ってない!!」と言って負荷を減らそうとする輩もいた、気がする。
何とかゲームから逃れようとカーテンに隠れた奴が、「ディメンターだ!」と言われてエクスペクトパトローナムの袋叩きに遭っていたのは、十中八九イジメだったと思う。

そんなこともあって今は、道具は正しく大事に用いるべきだと思っている。
それなりの良いものを永く使うってのが、やっぱりエコなわけである。


さて練習の話に戻ろう。
押し出しメインのメニューで、途中に急遽仙人佐々木コーチの技研が挟まれた。
内容は亀を後ろから取る方法で、今回はネルソンや山下上がりを主に扱っていた。
これらの後ろから回して抑えに行く技は、デブ亀やベタ亀が鬼門で、特に試合になると顕著に出る。
練習の時に成功率50%くらいだと、試合では10%を切ると思って間違いないと思う。
今の北大では、小柄な選手がこの系統を練習しているが、僕と監督の共通意見として「あんまりおススメは出来ない」。
フィジカル勝負の展開になり易いのに、何故か非力な側がそこに向かっていく、ということ。
広瀬康一が空条承太郎に殴り合いを挑むのを想像してみると良い、色々と縛りを設けて、膨大な工夫でもってやっと勝負になるかどうか、というところだろう。
「いやいや殴り合いじゃなくて、そもそも勝負挑むなよ」って当然のツッコミは、ここでは無しとさせていただく、ドゥー・ユゥー・アンダスタン?
ただ、それを目指してやり込むというのなら、それはそれで素晴らしく、やる価値は十二分にある。
まあ少なくとも、我々は康一君よりかは肉体的に強いし、対戦相手はスタープラチナほど強くはなく且つ空条承太郎よりも随分阿呆であるはずだ。

練習後には増量の話と、男子部室の片付けが行われた。
来週は増量のために、現役一同で食事をとるらしい。
主将の中島が作ってきた原案では、メニューの8割が鍋であった。
確かに、最近小春日和とは言え、札幌はまだまだ冬真っただ中だし、調理が容易でみんなでつつける鍋は良い選択肢ではある。
ただ、楽しいお食事会、ではなくて増量が目的の食事なので、はてさてどうなることやら。

そう言えば原案の中で、材料に「鶏ガラ」とあったが即「やめとけ」と断言しておいた。
案の定、「鶏ガラをぽんっと入れて煮込めば美味いスープが出来ると思ってた」という証言が得られた。
「魚は切り身とか刺身の状態で泳いでると思ってた」というのと発想が同じである、レベルは違うけど。

ちなみに残りの2割はカレー。
良いよね、カレー、色々と誤魔化しも効くし、基本不味くは作れない。


そんなわけで、北大柔道部では料理の出来る新入生も募集しています。
選手でもマネージャーでも可、先輩が食材費全部ごっつぁんしてくれるから、好きなものを好きなだけ作れる!
自分で食べきれない分も、同期や先輩方が残さず平らげてくれるし、洗い物やその他雑事も全部やってくれるかも!
ただし偶に、食べ物をこぼしたり家具を破壊したりする行儀の悪い同期や、食材に紛れ込ませて妙ちきりんなモノを買ってくる同期もいるから注意だ!

そんなことを思いつつ、北大構内を下見する受験生を眺めて帰った。


おわり。

2019年2月21日木曜日

ローソンに急ぐべし

現在全国のローソンで北海道フェアが開催中らしい。
ソースは同期のダンガンで、ググるとホントに出てきた。

https://www.lawson.co.jp/lab/tsuushin/art/1362788_4659.html

ちなみに同期のLINEグループでガラナの画像を送ってきた彼は熊本在住なので、日本全国、というのはそれなりに信用度が高い。
そういやダンガン、先週の追いコンには来ていなかったが、その少し前に北海道には来ていたらしい。
名は体を表すとは言うが、彼の場合は加えて性格や生活をも表しており、大変なことだ。


話を戻そう。
つまりは、日本全国津々浦々でガラナが飲めるまたとない機会がまさに今、ということ。
歴代のガラナ野郎の方々も、これには思わず大人買いすること間違い無しかと思う。
ここ数年、道場の自販機から消えていたガラナが、ほんの数年前までは一種の仮想通貨的な扱いだったガラナが、今この時だけは日本国中でお買い求め可能。
ガラナ好きでなくとも、北海道を思い出したい方、北大に入学する予定の方、それに加えて北大柔道部を目指す方や、うーん一応柔道部に顔だけ出そうかなぁと思っている方、いやいや隠れ柔道部として大学では柔道部から逃れようって方にも、ぜひ一度は飲んでいただきたく思う。


ただし僕の確認した限りだと、入手可能なのはキリンガラナのみで、コアップの方は無かったので、そっち派の人は注意されたい。


ここまでひたすらガラナを推してきたわけだが、それ以外の北海道っぽい商品も多々あるらしい。
あんまり露骨だと、某同期にガラナハラスメントで訴えられるかもしれないのでこの辺りで打ち止めにしておこう。


おわり。

2019年2月20日水曜日

追いコン 20190216

先週末は追いコン、ということで現役対OBOG戦。
結論から言うと、2か月前の納会と比べて成長は見られた。



女子の部は個人戦方式で現役3人が、それぞれ森(旧姓能美)さんと前女子主将の小島と対戦。
成長や課題の見える試合だったし、一部の試合では男子もかくや、という感じの雄々しさも見られた。


男子の部は、うん、2周目からはオーダーを変えるべきだったなあ、というところ。
毎回、1年目ゾーンがほぼほぼ抜き去られ、2年目は半々くらい、3年目は場合によるけど、、、ってところで、現役にはツラい展開で終始したのだと思う。
そういうわけで、僕が観戦できた範囲での感想とかでもつらつらと。

まずは試合時間4分ゾーンの中川先輩と藤本先輩、石黒先輩。
前の2人の先輩は、稽古を継続している雰囲気の動きをされており、「これが年数を掛けないと出ない類の味なのかなぁ」という感想。
相対した1年目には荷が重すぎたのかもしれないが、技術で勝てない相手に単なる技比べしちゃそら負けるわ。
そういう時はなんとか負けないところを探して、そこで闘うってのが最善かと思う。
今回でそれぞれの大まかな道筋は見えてきた気もするから、今後はそれを重点的に磨くのが良いと思う。

石黒さんは試合前15分くらいの到着で準備運動とか不安だったのだけれども、ギリギリの戦いで何とか分け切る、という展開は何時観てもアツいものだった。
勝てなくとも分ける、泥臭くても分ける、分けたら勝ちだ、ってのが自然に伝えられる人はなかなかいない。
本当は僕もそんな選手になりたかった。


続いて5分ゾーン、人数の関係上、4年目手前まで。
始まりは僕の3つ上の代、つまり僕が1年目の時の4年目の先輩方から、大瀬さん、照本さん、西田さん、根元さん、保坂さん。
大瀬さんは亀師で、首と脇を固めて守るタイプの亀。
今回額からの流血があったけれど、もう大丈夫なのだろうか、心配である。

照本さんは常に間合いを保つタイプで、立っても寝ても安定した試合運び。
目立つ特技があるというよりは、全てが高水準でまとまっているようなイメージがある。
どの動きを取っても丁寧なので、現役には是非真似してもらいたい、というか僕も真似したい。

西田さんは小回りの利いた動きで、こう、ギュッと背負いに入る感じが僕の一番苦手なタイプの動きで、僕の現役時代にあたらなくてよかったなあ、なんて思った。
ただ、後ろからの絞めを守る際に、左耳を深く切っていたみたいで、試合後も血が止まらず病院へ。
というか、流血してても落ち着いて分けに行って、やりきるあたりがすごい。
飲み会の席で話をさせてもらいたかったが、できずに終わってしまい残念だった。

根元さんは取りも分けもフィジカル派で、現役はそれにどこまで対抗・凌駕できるかは割と重要な指標になると思う。
今回は中村とあたってパワー系対決になっていたけど、危なげなく終わっていたのは、根元さんを評価すべきか中村を激励すべきか悩むところ。
そういえば、根元さんは足抜きにおける圧が凄まじい、通称『板』の使い手であった。
ここ最近は『板』を使える人がいないので、そろそろ出てきてもいいんじゃないかな。

保坂さんは、今の現役に止められるイメージが全く湧かなかった。
試合展開もほぼイメージ通りで、滑らかさと鮮やかさは健在、というか多分レベルアップされているんではないかとも思った。
関節はゆっくり極めてくれたので、現役も怪我は多分しなかったと思う、有り難い。
今回は6人抜きされていたけど、七帝本番までに3人までで止めるくらいのレベルを目標にしてほしい。

取る側からすると、「まあ何となくいけるわな」って気持ちでやるのと、「あれ?こいつにこの展開にさせたらやばくね?」って状況でやるのでは、消耗度が全く違う。
そういうわけで、色んな相手にそれなりの対処をするために引き出しの数を増やすのとは別に、自分の一番強いところを探して磨いてそこに引きずり込んで固定する、ってのをやっておくと良いと思う。
大学受験の時の、センター対策と二次試験対策が近いように思う。
分け役は一芸を持つとかなり強いし、複数だとかなりの安定感をもって畳の上に送り出せる。
抜き役は二芸ないと厳しい、その上で二つの質を上げるか、もう一つ追加していくか、それとも別の要素を磨くかを選ぶ必要がある。

その後は僕で、23人中の9番目。
ずっと若手のつもりだったのが、気付けばOBの中でもベテラン側に近くなっていた。
4試合したのだけど、実は1試合目で鼻血が出ており、全く気付かなかった。
どうりで審判交代するときに怪訝な顔をされたわけである、試合を捌いているときに軽く鼻をかんだら指が真っ赤になったのには本当に驚いた。
誰か教えてくれてもよかっただろうに、、、。

今成は相変わらず強かった。
とは言っても、流石に4年目最後あたりのどうしようもない感じではなかった。
まあ、あの頃肩についてた巨大質量も、今はすっかり鳴りを潜めていたし、そんなものだろう。
今は阪大でちょくちょく練習しているそうで、「そろそろ北大より阪大の方が愛着出てきたかも」とか言ってた、背信者である。
ただ、今成の愛はかなりの物理的圧力を伴っているかもしれないので、そこを考えると阪大の方々には同情しても、、、うーんまあ結果強くなるだろうからやっぱなしで。

山脇は、保坂さんの真似をしたかったのだろうか、1人抜いた後に余裕を演出したところを抑え込まれてそのままやられてた。
「うーんこのくらいなら逃げきれるかな?」→「あれ?やばくね?」→「だめでしたー」って流れで結構しょうもない感じでいっぱいだった。

本田。
1年目ゾーンは、まあ止められないよねー、ってところ。
このあたりは審判業に集中しててあんまり覚えていない。

池田のじゅんじゅん。
いやそういえば「じゅんじゅん」って呼んだことないけど、まあいっか、同期の小山とか小形が言ってるから伝染ったということで。
今成と同じく、阪大にしばしば行ってるらしい。
安定した動きと、後ろに付いてからの展開は健在だった。

この後は旧交会総会のために抜けることに。
噂では小形が一生に数度の投げを披露したとか、鹿野がいつも通りだったとか、その他諸々あったらしいが観れなかったのでしゃーない。


ちなみに旧交会総会にて役員体制が変わり、僕も運営委員になった。
役割としては現役とOBOGを繋ぐことだと思うので、そっち方面で頑張れたら、と思う。
今考えても、旧交会の先輩方は素晴らしく良い方ばかりで、人間力的に僕とは雲泥の差だと思う。
これまで現役を追い立てた分以上に僕も頑張らねば、旧交会末席のダメ人間の名を頂くに違いない。
ちなみに何を頑張ればいいのだろうか、PDCAのPすら怪しいのが僕の実情である。

こうして課題だけが増えていき、全て明日以降の自分に託して、僕は今を生きていく。
ん?追いコンの話あんまり関係なくなっちゃった、まあいいや。


おわり。

2019年2月16日土曜日

柔道における力と人生における金はほぼ同義 20190215

追いコン前日、いつも通り定時退社できた喜びを噛み締めて道場へ。
こんなにブログでホワイトぶりを晒していていいのだろうか、もしかするとこのせいでウチの会社への就職希望者が増えて、結果有能な人材が集まり、僕なんかは閑職に追いやられるのではないかと危惧するくらいである。
僕が職場で貢献できることと言えば、先輩が食べきれなかった分の弁当を代わりに食べることや、飲み会の席でやや多めに飲めること、あとはたまに渋い声を作って出すことくらいだ。
僕はこれらを「北大に行くことで得た力です」と説明しているのだが、我ながら全くもってとんでもない。
北大生の中には僕よりも優秀な人はごまんといて、満腹中枢を我がモノとしひたすらに食べ続け肥え太れる者や、どれだけ飲んでもトイレから不死鳥の如く舞い戻ってくる者、声だけでなく学業成績も渋い者等がごろごろしている。
自然環境過酷な、あまり余裕のない北の地でもこれだけの人材がいるのだから、人の暮らしやすい南の方は況や、人と人が川底の砂利の如く磨かれあう中央都市部なんかはもう魔界と言っても過言ではないのかもしれない。



兎も角、昨日は練習に参加することが出来た。
浜田先輩と安彦先輩がいらしていて、打込みの指導中であった。
浜田先輩と言えば、僕の中では「剛の者」というイメージで、それは1年目の当時、東京ミニ合宿に参加した際に確立されたものである。
力が半端ではなく、わんりょく、ではなくかいなぢから、と表現するのが相応しい人は、とんでんの山内さんと浜田先輩だけ。
力だけで満足していても良いところを、この手の方々は、その力を十分に伝えて「目的を果たす」ことにも余念がないので、かなりの理論派でもある場合が多い。
みんなそれぞれ、旨いところをモノにしてくれたらいいなあ、と思って見ていた。


練習後は先輩方と現役何人か食事へ、というところに僕も急遽お呼ばれされ、有り難く同行させていただいた。
すすきのの方の、羊々亭でラムしゃぶ食べ飲み放題。
ジンギスカンと比べると、焼かずに茹でる分サッパリしているためか随分長く食べ続けられる。

現場には仕事終わりの小形もいた。
彼は仕事が僕ほどホワイトではないらしく、見た目年齢が以前よりプラス3歳ほどになっていた。
職場では「僕って何歳に見えます?」と聞くと「35歳」と言われるらしい。
僕は職場では「お前は30よりは上だろう」と言われているので、つまり小形よりはだいぶ見た目が若いということである。
こんなに努力して若さを保っているというのだから、そうでない小形はもっと僕を敬ってもいいはずなのだけど、彼にそれを伝えると「いや~こんなに尊敬してるじゃないですか~」とのたまう始末。
パターンにもよるが北大柔道部における「尊敬してます~」は大抵畏敬の念を表してはおらず、練習や飲酒の量の緩和、ごっつぁんの質と量の向上を目的として発せられる。
この点、北大に入学する未来の後輩たちには特に注意してもらいたい、その場では上手いこと目的を果たせても、後々ツケが回ってくるまでが基本的な流れになるので。

さて話を戻そう。
席においては、柔道の話、仕事の話、同期関係の話、色々とあったが個々の詳細は割愛させていただく。
その中で、本記事のタイトルにあるような言をいただいたときには内心感動した。
歴代の部誌の中で、「人生において金が万能であるように、柔道において力は万能である」という文章(もしかすると順序が逆だったり内容が違ったりするかもしれないが)を読んで以来、是非とも生でご本人から聞いてみたいと思っていた。
今回それが叶ったので、僕としては非常に満足感を得られて、良かった良かった。


そんなこんなで今日は追いコン、引退した4年目を送る会である。
柔道部生活で世間様とはまた違った垢に塗れた彼らが社会生活に復帰できるかどうか、というのも今後の見どころではあるがそれはまたこれからのお話。
まずはひとつ区切りを。
儀式はそういうものであり、この時ばかりは形式や建前なんてものが重要になってくる。
それらを正しく扱えるのが、オトナというやつなんだろうと最近は思う。


おわり。

2019年2月13日水曜日

たまにはプライベートな話でも

今回の記事、北大柔道部は多分話題に挙がらないはずので、どうかご容赦願いたい。


さてさて、一応僕は仕事をしている、北大柔道部コーチ業ではなく一般的な意味での。
何をしているのかと問われれば、「安全と安心・快適さを届ける」ことを目指している、と言えば当り障りは無いだろう。
尤も、現状は厳しく世の中の移り変りは球磨川の流れより急で世間は今朝の札幌の気温よりも冷たい。
つまりは、キンキンに冷えた氷水満杯の、絶賛急速回転中の大型洗濯機内部に入れられて、通りすがりの見知らぬ隣人に笑顔とサービスを振りまきなさいよ、ってなことを求められているということ。
会社としてはそんなところ、つまりは逆境で胸アツ、、、いやこれは言い過ぎた正直ビビッてる部分もそれなり。
実際の職場レベルで見れば、幼馴染や中高の同期、大学の同期と比べれば超絶ホワイトな環境であることは間違いない。
だってこんなブログもぬるぬる続けてられるくらいなのだし、労働基準法万歳。


そんな職場の上司に勧められて、昨年は資格に挑戦してみた。
「技術士第一次試験」である。
技術士について興味のある方は各自でググってみてほしい、説明すると収拾がつかなくなりそう。
僕はまとめ系のプロブロガーでもないので遠慮しておく。

選んだ部門は金属部門。
結構な受験料(1万円越え)に参考書(ウン千円)と、そこそこの投資をしたのでまあまあ勉強した。
基礎・適性・専門の3科目があり、3つとも50%以上の得点率で合格、ということだったのだが、何とか合格できた。
試験の3ヶ月くらい前から、1時間/日を週5くらいで続けたと思う。

受験・合格発表を終えての感想としては、専門科目にもっと時間を割くべきだった。
基礎:適性:専門=2:1:3くらいだったのだが、2:1:7くらいでよかった気がする。
大学の専門が金属だったので、それを思い出しながら勉強出来たのは良かった。
最終的には過去問で得点率70%弱くらいまでは取れていたので、一安心していたのだが、実際の試験結果は専門はギリギリのところだった。
もう1問ミスしていれば不合格だったので、自己採点と合格発表まではずっとヒヤヒヤものだった。

専門科目は1問2点で、35問中25問解答、13問以上正解で合格。
あっっぶねー。

そういうわけで、技術士の前段階、技術士補になる資格を得ることが出来たわけである。
しかし、しかしだ。
社内に金属部門の技術士がおらず、よって指導を受けるのが難しい。
建築系とかメジャーな方々比べて、金属部門は技術士であるアドバンテージが少なそう。
なので今の心境としては、「え?メタルグレイモンになれそうなのに、なった後最短でウォーグレイモンへの進化は狙えないの?しかも究極進化後も無双できるわけでもない?まじかー」というところ。

そんなわけで、また新たな道を模索しているところ。
考えとしては、
・金属部門で頑張る
・他の部門に鞍替えする
・全く違う資格の取得を目指す
・考えるのをやめて宇宙を彷徨う
というのが今のところ。


以上僕の近況。
昨日安売りしていた鰊を駆って捌いてみたら台所が血みどろスプラッタR18に。
三徳包丁で魚をおろすもんじゃないなあ、うーん出刃包丁さえあれば、、、。
ということでまた物欲が出てきたところでもある、ああ業が深い。


おわり。

2019年2月12日火曜日

無い袖は振れぬ 20190211

さっぽろ雪まつり最終日、天気は晴れ、気温は氷点下。
真冬日ではあるものの、日中は日差しもあってそこそこの過ごしやすさ。
ただ、北大柔道部は平常運転で、17:00練習開始。
外はかなり暗く、気温についてはざっくり言うとまあ寒い。
道場内はそれなりに暖かいが、練習開始後しばらくすると暖房が切れる、寒い。
この日は隣で躰道部が練習していた、活気がすごい。
僕が現役であったころから、元気ある系の雰囲気はあったが、ここ2,3年は尚のこと、元気有り余ってる系、若しくはオンシーズン中のヨサコイサークル並みの勢いがあるように思う、すげー。


柔道部の話に戻る。
今回は準備体操~反復まで、観察に専念してみた。
基礎運動からはスマホ片手に動画も撮ってみたが、数が多いのでここにアップするのは控えておく。
前半部分については、1年目の片桐が、丁寧な基礎運動をしていた。
後半になると、引退した4年目の小笠原の動きが目立っており、なるほどこういう状況を想定してるんだなあ、ってのが伝わる動きだった。

乱取。
抑え込んだ時、逃げる側が掌で僕の首あたりを押すことが多いが、正直怖い。
確かに、首を狙われる生理的嫌悪感や物理的プレッシャーはある。
けれど僕が対応して首を捻ったときに、相手の手首ぶっ壊れるんじゃねーか、とも思えて二重に怖い。
そんな感じで、1,2年目を中心に、逃げる側がこちらの痛い個所を狙ってくることが多い気がする、つまりは他人の痛み(物理)が分かる人間になったということか。
確かに良い手段ではあるが、時々「逃げるために弱点を狙って痛めつける」から「とりあえず痛いところ狙うけど逃げる動きは出来ない」状態になってしまっている人もいるので注意しておきたい。
その代表は1年目の近藤だと思っているのだけど、そんな彼には結婚願望があることが判明した、嘘だと思った。

あまりに気になったので、練習後は久々にごっつぁんに同行してみた。
近藤の結婚願望について詳しく聞いてみたが、どうやら彼は2年目になったら彼女が出来る予定があるらしい。
多分、具体的な予定ではなく、予定ができる予定、という奴だろう、つまりは願望。
本当にほっとした。
「近藤にはきっと彼女なんていないだろう」という僕の予想に狂いはなかったし、近々出来そうな気配があるわけでもなかったのだ。
第一、近藤は北大に来てから柔道しかしていない、それは道場において僕自身の両目で確と見た事実である、間違いない。
であるからして、近藤やついでにその他の柔道部員に色恋話が降って湧いて出たとしたら、仏陀は涅槃から戻り、カートは自殺を免れ、エウレカは闇堕ちしなかったはずだろう。
というか、3部作なのに1本目を丸々伏線にしてんじゃねーよ!って言うよりこれまでのシリーズも劇場版もコミカライズもまるっと括る勢いでもう素直に「そういうことか、図りおったな!」としか言えなくなるだろ、あーでもボーイミーツガール部分がもっと欲しいあの少年だった頃の朝7:30のドキドキ感をもう一度味わいたい、ガリバーのデザイン変わり過ぎかよあの呆けた感じが良かったんだが、鳴き声「モキュー」てなんだよえ?ガリバージエンド?そういや旧劇場版の幼生ズの鳴き声と一緒かまじかよいや他にも突っ込みどころとか考察ポイントがうわぁぁぁ。
はぁもっかい一通り観直しますかねぇ。

だいぶ脱線した。
色々失礼なことを言っている気がしないでもないが、僕が現役の頃なんかはそれはもう酷いこと言われていたので、どうかご勘弁願いたい。


まとめると、道場のカレンダーの2/14に「そんなものはない」と書かれていたが、それはもうしょうがないことなのだろうと思うので、仮に「いいや我々にも権利はある」と言うのなら現役諸君には向こう2,3年かけて徳を積み直して欲しい。
2/16は追いコン!



おわり。

2019年2月10日日曜日

伝わらない 20190209

土曜日のこと。
現役とOBOGの比が1:1くらい、もしかするとそれ以上だったかも。
乱取は押し出しになった。
この押し出しというシステム、僕は嫌い。
乱取の相手から赤帯を受け取って、それをまた次に回して、というシステム。
また赤帯の本数は、乱取参加人数の1/3を基準にするので、必然的に「2本連続で乱取して1本休む」という状況になり易い。
6分×6本やるのと、6分×2本→6分休憩の3セットでは、単純思考だと練習効率は1/3カット。
つまりは、相対的に辛くない部類の練習メニューになる。
システム的に「甘え」が内包されているに等しい、と僕は思っている。
で、その甘ちゃん気分で勝てるほど、七大学に地力の差は無い。

じゃあどうすればいいか、まずはカットされた1/3を埋めなければならない。
でないと勝負すらできなくなる。
それでさらに勝ちたいと思うのなら、それ以上のプラスアルファを積まねばならない。
方法はいくらでも思いつくし、チームで意思統一が図れていたのなら、方法なんて極論何だって良い。

問題は意志があるのかどうかだけ。
それが一番重要で、その涵養が最も難しい。
流れができているうちは、自然と受け継がれる類のものだから、失くなったときに「え?じゃあ今までどうやってたんだっけ?考えたことなかった」ってなことになり易い。
僕の働いているところでも同じような問題が起きていて、組織である以上この手の問題は常に抱えているモノなんだろうなあ、なんて思った。

まあそう言いつつ、押し出しを常用・多用するようにしたのは僕の頃なのだけれど。
今思えば押し出しよりも、取役連中は毎回基立とかのほうが良かったのかもしれない。
当時は威厳も共感性も実力も徳の高さも不足していた(今現在については言及を控えるが)ので、自然と緩めの判断をしてしまっていたのだろうか、だとすれば情けない、いやそれは今もか。


練習後は足抜きについて技術紹介。
小笠原と僕から1つずつ。
下から脇を差されたときにどう対処するか。
無視して自分の状況を整えて突破するのか、別のケースに変化するのか、一度巻き戻して作り直すのか。
説明するときは、全体の流れ・部分的な補助・状況設定など、何とか伝わりやすいようにやっているつもりだけど、どうなんだろうか。
自分がそうだったのだけど、ヒトは結局他人の話について、その半分も聞かないものだと思っている。
なので伝わらなかったからと言って、感情をマイナスにはしないよう心掛けている。
説明なんて何回でもすれば良い。
やっているうちに、説明する側の思考も整理されるし、洗練されていく気がするので双方得をするはずだ。


2/16 は追いコン。
今回は14:00試合開始らしい。
納会と同じく現役対OBOGだが、さてさて彼らの成長は如何に。
ちなみに納会の時で、男子については、OB16人に対し現役は26人分の駒を使って終了させている。

おわり。

2019年2月6日水曜日

制圧 20190205

最近絞めが上達してきた、僕の話である。
実戦投入してもそこそこ使えるレベルで、横三角からのパターンではない、絞め狙いでの絞めが出来るようになってきた。
中学生から絞めが解禁になるのを考えれば、干支が一巡りして尚不足する期間、僕は絞めが使えなかった。

そういうことで現役を見ると、僕は彼らを羨ましく思う。
僕より明らかに上達が早い。
このペースだと、部員によっては4年目の七帝にも普通に間に合いそうなものもちらほらいる。
勿論そうであってもらわないと困るし、何ならそんな予想なんて飛び越えていって欲しい。
鮮やかに絞め落すのもいいけど、実直に狙い続けて絞めに入るのもいいと思う。
リンタさんに後ろにつかれたときは本当にツラかった。
2年目の時とか、なまじ「頑張れば多分分け切れる」ってくらいには成れたんだけど、だからこそ「取られるときは自分で諦めた時だ」ってのが明確で、地獄の時間だった。


ものごとのコツを掴むにあたって、2通りの人種がいると僕は思う。
出来ねばならぬ、若しくは、出来て当然、のどちらかである。
前者は波紋使い、後者はスタンド使いと考えると分かり易い。
目的のために目標を立てて漸進していく者と、目的に向かう中で自ずと力を発揮していく者。
ジョナサンかDIOか、と言っても良いかもしれない。
或いは、烈海王か範馬勇次郎か、でも良いだろうか。
承太郎や刃牙だと、あんまりにも主人公しすぎるもんだから、ちょっと違う。


あとは試合の意識だろうか。
つまりは結果偏重と言っても良いだろうか。
素直に攻防して、結果を出せないってパターンは結構多い。
技術屋さんにありがちなことで、目的と目標が逆になりがちなケース。
分けるときでも、「○○には□□の対処で、△△に変化したら××で、、、」ってなって結局後手後手に回って圧し切られたりとか。
正解を選ぶのも大事だけど、それよりも、選んだ答えを正解にしていく方がよっぽど良い。
今は、その前者に偏りがちな気がする。

要するに生き残れば引分なんですよ、それだけで合格で、たとえギリギリだろうが何だろうが構いやしない訳ですよ。
生存と生殖は生物の本能で、それだけで生き物として十分な条件であって。
そこに「生きる意味は」とか訳の分からんテーマを持ち込んで却って生き辛く生きてるのが人間なわけですよ。
、、、とか言ってみたり。

引き込んで足を利かせようが、亀で身を固めようが、立ちで踏ん張り続けようが、足抜きで足首ギリギリ絡んでるだけだろうが、殆ど絞められて半落ちしてようが、その他諸々、完全にやられてなければ引分なのが七帝柔道で、それがつまりは勝ちなのが生存競争なんだと思う。
僕らは一般兵で、武士みたいに死ぬことに美学があるわけでもない、って思えば、もっと意地汚くやっててもまあ問題は無いだろう。
ワムウとかウェカピポみたいに、相手に敬意を払ってイチ戦士として闘うのも憧れはするけど、それはそれ、これはこれ。
かと言ってダービー兄弟みたいなやり口が良いかと言われれば、そうでもないけど。


今は成果志向が不足している気がするけど、時期によっては能力志向もまた大事で、「じゃあいつどのタイミングで、どのくらいの実力があって、他者と比較して何番目くらいの位置ならボーダーラインなんだよ!?」って聞かれれば、そんなもん答えなんて無い。
というか、他人がどう言おうと、自分で決める以外に納得して動ける奴なんていないのだから、責任解答者は各個人でしか有り得ない。
ということでこれは永遠の課題の一つということにして、一旦まとめたことにしておこうと思う。

そう言えば、練習後懸垂をしているときに、町田に「どうしたら上手く懸垂できるようになりますかね?」なんて聞かれたが、解答としては「頑張れ、背中を使うんだ」くらいしか言いようがない。
ただ、「懸垂やるのが本質では無くて、七帝で望む結果を得るのに懸垂が効果的なんじゃあなかろうか、しかし懸垂1つとっても、単純に筋力強化するのも部位ごとに動きは違うし、個別の筋肉ではなく全身を連動させる懸垂もあるし、、、あくまでこれは手段の1つでしかない」ってことを言いたかった気がする。
まあ、「背中すげーって言われたらそれはそれで嬉しいけどな」ってことはちゃんと伝えてた、我ながら発想が貧困かよ、当意即妙には程遠い。
うーん、こんなもんか。


おわり。

2019年2月5日火曜日

頭を使う 20190204

昨日は節分だった。
いや、世間一般的にはその前日、2/3が節分であることはまあそうなのだが。
しかし週に1度の安息日たる日曜日に、部員全員集合して豆まきするなど、そんな律義さは存在しないのが現代社会である。
まあ、wikiによれば「節分とは雑節の一つで、各季節の始まりの日の前日のこと」らしいので、昨日でも特に問題はあるまい。
そんなわけで、豆まき、制限時間は3分であった。
厳正なじゃんけんによって決まった鬼、佐久間と市原に容赦なく豆がぶつけられていた。
そのうち鬼同士、ヒト同士でも豆をぶつけ合っていたが、恒例行事である。
「鬼は外、福は内」ではなく、単に「オラァッ」とかしか言ってなかったし。


さてさて、柔道の方と言えば、部員の多くが期末試験を済ませたようで、何となく顔に開放感が浮かんでいた気がする。

昨日は個人的に、正対上で頭を使うことを意識した日だった。
かみつきでは相手の上体を制したり、下からの返しには頭で支点を置いてカウンター仕掛けたり。
立ち技でも、寄せられたときには頭で最低限の距離を保つこともある。
要は、頭を思考装置としてではなく、物理的障害や支えとして運用することもできる、ということ。
多分、結構昔から無意識にやっていた気はするが、3年目の頃からは多少意識するようにしてた気がする。
お蔭で思考能力の方に陰りがみられるようになった気もするが、元の能力値的に微妙なのでまあいいだろう。

怪我で長期離脱していた部員たちも徐々に復帰してきている。
寒さもあるし、また怪我することの無いよう気を付けていかねば。
この時期、練習始めは暖かいけれど、19時頃には暖房も切れ、練習終了後は普通に寒い。
現役の時は、練習終了後はすぐさま部室のソファに跳び込み、その辺にあった毛布にくるまってた思い出がある。

部室内に暖房器具を置きたい気持ちもあるが、汚い部屋なので、引火するリスクを考えると無理だろう。
冬ももうしばらく続くし、それまでは耐えるしかない、か。


おわり。