2022年4月17日日曜日

ハーフアズマッチ 20220416

男女ともに1名ずつ。
昨日までに入部した新入生はそんなところ。
勢いに欠けるのは事実であり、多分柔道部の相対的価値が低下したことが原因のひとつだろう。
covid-19の影響もそれなりに落ち着き、各団体の活動が復調しつつある中、華のキャンパスライフを夢見る学生も増えたはず。
そんな夢の生活と柔道部生活とでは乖離が著しい。
つまりは大網を広げて新入生を掻っ攫うのは非効率に過ぎるというわけで、そのあたりを補うマーケティング的手法を取り入れるにもなかなか難易度は高い。
半分騙して入部させようにも、昨今情報社会では即席麺の出来上がりを待つ間に看破されるのは想像に難くない。
練習後部室でラップトップを広げ、恐らくzoomでオンライン新歓やっていた2年目の桑村も中々に難儀していたみたいだった。
でもまあそろそろだろうとも思っている。
何かと言うと、「あ、自分キラキラ生活やんの辛いわ」って、一定数が気付く頃合い。
ちなみに11年前の僕は4月の2週目始めくらいで諦めてた気がする。
逆に言えば吹っ切れたということで、それが今もこうして続いてるんだから、これはこれで良かったってことにしても差し障り無いだろう。

さて練習の話。
離札した水産主将の3年目、國次が来てた。
そして乱取の1本目からハブられてた。
多分諸々の偶然の産物なのだろうけど、2週ぶりに来て早々誰も当たりに行かないって事態で、苦笑するしかないなぁって思ってたら僕が相手することに。
ホントならみんなが寄って集ってヘロヘロになってきたところで終わり際に行って、「いやー國次もまだまだだな」って具合に先輩風吹かすはずが、何事も計画通りにはいかない。
尚やられはしなかったので、先輩としての面目は保ったものと信じている。
自分自身、いつまで意地を通せるんだろうなあとは思うものの、悪足掻き出来るうちはやっておきたい。


おわり。

2022年4月16日土曜日

bearfoot 20220415

丁寧に教え込んでみたところで、やはり自ら得たもの程長続きはしないもので。

そういう意味では、前半組での反復は面白かった。

2年目同士という、僕個人としてはお勧めしない組み合わせだったのでついまじまじと見てみたのであるが、これが存外良かった。

内容としては田村の受け方が厳しめで羽成が難儀していただけであるけれど、それが良い。

ともすればなあなあになってしまいがちな下級生同期同士の反復で、取りに試行錯誤を要求する受けのスタンス。

反復の態度としては一つの理想形でもある。

その後悩んでいた羽成には「とりあえず2つは解決策がある」と指導。

内1つについては彼が自分で導けた、良好。

「もう1つは何ですか?」と訊かれたものの、宿題ということにしてみた。

そう難しい解でもないし、そういうのもたまにはいいだろ、きっと。


同期、というキーワードで言えば、仙人佐々木コーチによる胴絡み練習論もあった。

要約すれば「胴絡みは同期以下には使用禁止、上級生相手ならギリギリ可」ということ。

その要旨としては成長に悪影響を及ぼしがち、ということで、確かにそういう事例はままある。

無理ではないが、3年3ヶ月で結果を求める七帝の性格上は相性が悪いということでり、僕も基本的に同意するところである。



おわり。

2022年4月14日木曜日

HALF 20220413

水曜日なので柔道部は短縮営業。
僕は所用で若干出遅れて道場に入ったのだけれど、仙人佐々木コーチは既に来られていた。
前日に追加された3点セットの反復実行性の確認のために練習始めから待機していたらしい。
基礎運動の後にすぐ反復、となったのだけれど仙人からの「待った」。
4種×左右で8つの動きをやらせる予定が、種類を半分にする、とのこと。
一晩考えた結果、使えない手を4つ増やすよりも確実な技を2つ身に付けさせる方が、コストパフォーマンス上良いとの結論を得たらしい。
経過としてはまあまあ。
3~4回やればそれなりのものになるだろう、と言うところ。
その後の乱取で、すぐにそれっぽい動きを取り入れてきた者もいた。
上々、とりあえずはそのまま突き進んでみてほしい。

乱取の合間だったろうか前後半のそれだったろうか、仙人が見学者の女性2人に話しかけていたのがちらりと見えた。
何を喋っていたのかは不明だが、彼女らが何を感じ取ったのかは少々気になる。
仙人の名に恥じぬ浮世離れの感がある方なので、初見だとものすごく胡散臭く思われそう。
しかしそう言ってしまえば大学生の時代と言うのも、まあ同じく浮世離れすべき部分はあるし上手いこと噛み合うのかもしれない。


おわり。

2022年4月13日水曜日

abnormalize 20220412

COVID-19の濃厚接触者期間明けで、10日近くぶりの練習参加。

道場周辺にはフキノトウが顔を出し、しかし蕾は開いた状態になっていて機を逸してしまった。

剣道場前の林の残雪下に期待するしかあるまい、そんな時期。


練習前、4年目の坂田に聞いたところ、新入生の集客具合はそれほど良くないらしい。

見学者は累計3人、うち入部した者は1人とのこと。

とは言え0から1が一番大変なところであり、そこを既に乗り越えているというのはまあ、悪くない。

そんな風に思っていたところ、この日は見学者がぞろぞろ来ていた。

対応は現役部員達がやっていたので詳細は不明だけれど、合計で10人弱くらいいたのではなかろうか。

引き続き、彼ら彼女らを良い雰囲気で迎え、そんでもって続々入部してもらいたい。

数は力。


この日は練習の後半に仙人佐々木コーチからの全体指導。

内容は3点セットについてであり、この亀からの動きについて基本のおさらいと実践的な動きを少々追加。

七帝柔道には珍しく、瞬発性と思い切りの良さが多分に求められる動きのひとつ。

スマートに極める、というよりかは遮二無二抜け出す、という感覚で、大事なのは分の悪い勝負から五分の状況に切り替えるということ。

極めきれずとも五分の状況になれるし、仕手に精神的なプレッシャーもかけられるし、ということで自重+10kgくらいの相手なら反射レベルでできるようにしておいてほしい。

若かりし頃の仙人は60kgの体躯で100kg近い相手にも極めていたとのことで、そういう話を聞けば「だからやった方が良い」「だから考えなしにやるなよ」ということになる。

その他オプションとしては、前付きの相手を潜り抜けた後に自分の首と背中で相手の背面を制する、とかがあるのだけど多分これはちょっと難しい。

簡単なものであれば、相手の腕を脇に抱える際、抱える側の手で自分の奥襟を絞る、と言うのが笹谷コーチからの助言。


その他、これから世界に打って出ていくプロ格闘家ヤマトによる「バックについた時の相手の動きの制し方」講座も番外編としてあったり。

技術的に結構充実した日だったような気がする。

個人的には、調子に乗って立技を多めにしてしまい今現在足腰に不具合中。



おわり。

2022年4月6日水曜日

ヨイトマケの唄 20220402

練習が中止になった土曜日の話を、今更ながら。
新歓活動にも打って出られぬということで、仕方ないので北大生らしく開拓作業を行った。



目的は道場に来る際の物理的障害を少しでも軽減させ、新入生の入部までの精神的負担を極力無くすこと。
目標は道場前までの舗装路を露出させることとして、新3年目の藤井と玉本に声を掛け、建屋の北側の所為で未だ残る雪氷に挑んでみた。
スコップの剣先で凍った部分をかち割り、掻き出し、放り投げる一連の動作は中々に面倒。
途中に一度休憩を挟みつつ、2時間ほどかけただろうか、無事に開通したのでその写真だけでも上げておこう。




作業中の写真などは特に無い。

いやもしかしたら玉本あたりが撮っていたような気もするので、彼のブログ記事のネタになるのかもしれない。

気になる方は北大柔道部ログを日々チェックしていただきたい。 



おわり。

2022年4月2日土曜日

また逢う日まで 20220401

午前中に國次を追い出してからの練習だった。

新年度とは言え寒風吹きすさぶ中、新入生が出入りしているクラーク会館前にての離札式。

感染対策として面々が離れつつも暫しの別れを惜しむひとときで、最後は水産放浪歌にて締めくくられた。

きっと今頃は道南の比較的暖かな中で新生活のあれやこれやをやっていることだろう。

水産OBOG中心に支援をいただいたとのことで、しばらくの後には定期的に札幌に来る予定らしい。


そんなこんなで練習の話。

新年度一発目で気の早い1年目を期待したものの、この日は現れず。

途中階段を駆け上がる音に「おっ」と思ったけれど、前主将の片桐で若干の肩透かしを食らってしまった。

新歓期は、道場の扉は常に開放状態である(多分)ので、新入生にはふら~っと立ち寄ってもらいたいとも思うがまあ、まあ。

何にせよ2年ぶりのリアル新歓なので、ほぼ全員が手探りながらのおもてなしになるだろう。

とは言いつつ、往時の餌に群がる鯉が如きビラ配りや勧誘はまだまだ禁じられているようで、いやしかしあの雑然とした空間にどれ程の意味があったのかはちょっと微妙な気もするけれど、それなり以上には寂しさも覚えてしまう。

ワイワイガヤガヤは若人の特権のような気がするので、是非ともそんな環境から多様な経験を積んでいただきたい。

未だ何でもかんでもは出来ない世の中であるからには、とりあえずは次善の策として北大柔道部でガシガシゴロゴロの濃ゆい体験をするのはアリ、と言ってもそこまで過言ではないだろう。



おわり。

2022年4月1日金曜日

キ・ツ・イ 20220331

春休み稽古4日目。
前日の夜、道着の乾き具合から「これはもしや行かなくても合法なのでは」と思ったものの、なんだかんだ乾いたので若干遅れて道場へ。
身体の痛みも多少落ち着いた、と言うか多分慣れた、と言うか恐らく無視の仕方を思い出してきたようで、そこそこの状態で練習に参加できた。
今週は乱取の1本目を主将の澤田とやっているのだけど、この日は「いつもと趣向を変えるか」
ということでお互い取り合うような設定の下やってみた。
結果神経も体力もゴリゴリ削れてまあ消耗する。
1,2年目とかならほぼ無意識レベルでやる動きだけでもまだいけるときはあるが、流石に彼らクラスになると厳しく、展開を考えていかないとどうしようもない。
そんなところで特段の見せ場もなく引き分けに終わったのだけど、その後も1本目の流れのままやってしまうもんだから普段と感覚が変わってそれなりに大変なことになった。
具体的には体力、特に前腕と心肺機能、と思考能力。
日々の練習態度がこういう時に現われるので、追い込まれたときにしか見えないものって確かにある。


追い込みつながりで、この日が移行前ラストらしい2年目國次の基立も設定されてた。
仙人佐々木コーチたっての希望で半ば実験台みたいなものだったけど、急遽言われて前向きに返答した國次は偉い。
一本又は2分経過で相手交代、それを多分12,13人くらいとやっただろうか。
部全体としても久々の基立だったので、様子見みたいな雰囲気はあったものの無事完了。
これで心置きなく、と言うのはちょっと無理があるかもしれんが、ひと区切りはできたのかもしれない。
と言いつつ他方、札幌にいる大多数の部員は戦々恐々として今後の基立定期化を嘆いているかもしれない。
まあ、どうせ追い込まれるなら練習内の方がマシなので、そこはすっぱり諦めて前向きに捉えておいてほしい。


おわり。