2019年2月24日日曜日

使い方「も」大事 20190223

13:20頃に道場へ。
今回は掃除から参加することが出来た。
とは言っても、1列分を済ませたところで佐久間に箒をひったくられたので貢献度としては微妙か。
しかしまあ、相変わらず道場の箒は消耗が激しい。
箒の扱い方を知らないのだろうか、ひょっとして、今どきは学校で掃除の時間なんてものは無いのだろうか。
うーむ、子ども達の生活力はこうして落ちていくのだろうか。
そんなことを聞いてみると、「箒の形が違うんで~」という意見も聞けた。
なるほどそれは仕方な、、、そうか?

僕の頃は、小中高と昼休み終わりに掃除の時間があったもので、厳しい教員がいると掃除道具の持ち方ひとつから指導されたものだ。
そうして僕らは、教員の目を盗んでじゃんけんで負けた者を箒にまたがらせ、神輿のように担いで揺らす「ハリーポッターごっこ」なるゲームを編み出した。
ニンバス2000から始まり、ファイアボルトになるとより長く激しく担がれる。
こういうのを決めるのは大抵クラスカースト上位のお調子者で、あとはその場の空気によって執行される。
「僕はポッターじゃなくてウィーズリーだ!そんな高級な箒なんて持ってない!!」と言って負荷を減らそうとする輩もいた、気がする。
何とかゲームから逃れようとカーテンに隠れた奴が、「ディメンターだ!」と言われてエクスペクトパトローナムの袋叩きに遭っていたのは、十中八九イジメだったと思う。

そんなこともあって今は、道具は正しく大事に用いるべきだと思っている。
それなりの良いものを永く使うってのが、やっぱりエコなわけである。


さて練習の話に戻ろう。
押し出しメインのメニューで、途中に急遽仙人佐々木コーチの技研が挟まれた。
内容は亀を後ろから取る方法で、今回はネルソンや山下上がりを主に扱っていた。
これらの後ろから回して抑えに行く技は、デブ亀やベタ亀が鬼門で、特に試合になると顕著に出る。
練習の時に成功率50%くらいだと、試合では10%を切ると思って間違いないと思う。
今の北大では、小柄な選手がこの系統を練習しているが、僕と監督の共通意見として「あんまりおススメは出来ない」。
フィジカル勝負の展開になり易いのに、何故か非力な側がそこに向かっていく、ということ。
広瀬康一が空条承太郎に殴り合いを挑むのを想像してみると良い、色々と縛りを設けて、膨大な工夫でもってやっと勝負になるかどうか、というところだろう。
「いやいや殴り合いじゃなくて、そもそも勝負挑むなよ」って当然のツッコミは、ここでは無しとさせていただく、ドゥー・ユゥー・アンダスタン?
ただ、それを目指してやり込むというのなら、それはそれで素晴らしく、やる価値は十二分にある。
まあ少なくとも、我々は康一君よりかは肉体的に強いし、対戦相手はスタープラチナほど強くはなく且つ空条承太郎よりも随分阿呆であるはずだ。

練習後には増量の話と、男子部室の片付けが行われた。
来週は増量のために、現役一同で食事をとるらしい。
主将の中島が作ってきた原案では、メニューの8割が鍋であった。
確かに、最近小春日和とは言え、札幌はまだまだ冬真っただ中だし、調理が容易でみんなでつつける鍋は良い選択肢ではある。
ただ、楽しいお食事会、ではなくて増量が目的の食事なので、はてさてどうなることやら。

そう言えば原案の中で、材料に「鶏ガラ」とあったが即「やめとけ」と断言しておいた。
案の定、「鶏ガラをぽんっと入れて煮込めば美味いスープが出来ると思ってた」という証言が得られた。
「魚は切り身とか刺身の状態で泳いでると思ってた」というのと発想が同じである、レベルは違うけど。

ちなみに残りの2割はカレー。
良いよね、カレー、色々と誤魔化しも効くし、基本不味くは作れない。


そんなわけで、北大柔道部では料理の出来る新入生も募集しています。
選手でもマネージャーでも可、先輩が食材費全部ごっつぁんしてくれるから、好きなものを好きなだけ作れる!
自分で食べきれない分も、同期や先輩方が残さず平らげてくれるし、洗い物やその他雑事も全部やってくれるかも!
ただし偶に、食べ物をこぼしたり家具を破壊したりする行儀の悪い同期や、食材に紛れ込ませて妙ちきりんなモノを買ってくる同期もいるから注意だ!

そんなことを思いつつ、北大構内を下見する受験生を眺めて帰った。


おわり。

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