2019年2月20日水曜日

追いコン 20190216

先週末は追いコン、ということで現役対OBOG戦。
結論から言うと、2か月前の納会と比べて成長は見られた。



女子の部は個人戦方式で現役3人が、それぞれ森(旧姓能美)さんと前女子主将の小島と対戦。
成長や課題の見える試合だったし、一部の試合では男子もかくや、という感じの雄々しさも見られた。


男子の部は、うん、2周目からはオーダーを変えるべきだったなあ、というところ。
毎回、1年目ゾーンがほぼほぼ抜き去られ、2年目は半々くらい、3年目は場合によるけど、、、ってところで、現役にはツラい展開で終始したのだと思う。
そういうわけで、僕が観戦できた範囲での感想とかでもつらつらと。

まずは試合時間4分ゾーンの中川先輩と藤本先輩、石黒先輩。
前の2人の先輩は、稽古を継続している雰囲気の動きをされており、「これが年数を掛けないと出ない類の味なのかなぁ」という感想。
相対した1年目には荷が重すぎたのかもしれないが、技術で勝てない相手に単なる技比べしちゃそら負けるわ。
そういう時はなんとか負けないところを探して、そこで闘うってのが最善かと思う。
今回でそれぞれの大まかな道筋は見えてきた気もするから、今後はそれを重点的に磨くのが良いと思う。

石黒さんは試合前15分くらいの到着で準備運動とか不安だったのだけれども、ギリギリの戦いで何とか分け切る、という展開は何時観てもアツいものだった。
勝てなくとも分ける、泥臭くても分ける、分けたら勝ちだ、ってのが自然に伝えられる人はなかなかいない。
本当は僕もそんな選手になりたかった。


続いて5分ゾーン、人数の関係上、4年目手前まで。
始まりは僕の3つ上の代、つまり僕が1年目の時の4年目の先輩方から、大瀬さん、照本さん、西田さん、根元さん、保坂さん。
大瀬さんは亀師で、首と脇を固めて守るタイプの亀。
今回額からの流血があったけれど、もう大丈夫なのだろうか、心配である。

照本さんは常に間合いを保つタイプで、立っても寝ても安定した試合運び。
目立つ特技があるというよりは、全てが高水準でまとまっているようなイメージがある。
どの動きを取っても丁寧なので、現役には是非真似してもらいたい、というか僕も真似したい。

西田さんは小回りの利いた動きで、こう、ギュッと背負いに入る感じが僕の一番苦手なタイプの動きで、僕の現役時代にあたらなくてよかったなあ、なんて思った。
ただ、後ろからの絞めを守る際に、左耳を深く切っていたみたいで、試合後も血が止まらず病院へ。
というか、流血してても落ち着いて分けに行って、やりきるあたりがすごい。
飲み会の席で話をさせてもらいたかったが、できずに終わってしまい残念だった。

根元さんは取りも分けもフィジカル派で、現役はそれにどこまで対抗・凌駕できるかは割と重要な指標になると思う。
今回は中村とあたってパワー系対決になっていたけど、危なげなく終わっていたのは、根元さんを評価すべきか中村を激励すべきか悩むところ。
そういえば、根元さんは足抜きにおける圧が凄まじい、通称『板』の使い手であった。
ここ最近は『板』を使える人がいないので、そろそろ出てきてもいいんじゃないかな。

保坂さんは、今の現役に止められるイメージが全く湧かなかった。
試合展開もほぼイメージ通りで、滑らかさと鮮やかさは健在、というか多分レベルアップされているんではないかとも思った。
関節はゆっくり極めてくれたので、現役も怪我は多分しなかったと思う、有り難い。
今回は6人抜きされていたけど、七帝本番までに3人までで止めるくらいのレベルを目標にしてほしい。

取る側からすると、「まあ何となくいけるわな」って気持ちでやるのと、「あれ?こいつにこの展開にさせたらやばくね?」って状況でやるのでは、消耗度が全く違う。
そういうわけで、色んな相手にそれなりの対処をするために引き出しの数を増やすのとは別に、自分の一番強いところを探して磨いてそこに引きずり込んで固定する、ってのをやっておくと良いと思う。
大学受験の時の、センター対策と二次試験対策が近いように思う。
分け役は一芸を持つとかなり強いし、複数だとかなりの安定感をもって畳の上に送り出せる。
抜き役は二芸ないと厳しい、その上で二つの質を上げるか、もう一つ追加していくか、それとも別の要素を磨くかを選ぶ必要がある。

その後は僕で、23人中の9番目。
ずっと若手のつもりだったのが、気付けばOBの中でもベテラン側に近くなっていた。
4試合したのだけど、実は1試合目で鼻血が出ており、全く気付かなかった。
どうりで審判交代するときに怪訝な顔をされたわけである、試合を捌いているときに軽く鼻をかんだら指が真っ赤になったのには本当に驚いた。
誰か教えてくれてもよかっただろうに、、、。

今成は相変わらず強かった。
とは言っても、流石に4年目最後あたりのどうしようもない感じではなかった。
まあ、あの頃肩についてた巨大質量も、今はすっかり鳴りを潜めていたし、そんなものだろう。
今は阪大でちょくちょく練習しているそうで、「そろそろ北大より阪大の方が愛着出てきたかも」とか言ってた、背信者である。
ただ、今成の愛はかなりの物理的圧力を伴っているかもしれないので、そこを考えると阪大の方々には同情しても、、、うーんまあ結果強くなるだろうからやっぱなしで。

山脇は、保坂さんの真似をしたかったのだろうか、1人抜いた後に余裕を演出したところを抑え込まれてそのままやられてた。
「うーんこのくらいなら逃げきれるかな?」→「あれ?やばくね?」→「だめでしたー」って流れで結構しょうもない感じでいっぱいだった。

本田。
1年目ゾーンは、まあ止められないよねー、ってところ。
このあたりは審判業に集中しててあんまり覚えていない。

池田のじゅんじゅん。
いやそういえば「じゅんじゅん」って呼んだことないけど、まあいっか、同期の小山とか小形が言ってるから伝染ったということで。
今成と同じく、阪大にしばしば行ってるらしい。
安定した動きと、後ろに付いてからの展開は健在だった。

この後は旧交会総会のために抜けることに。
噂では小形が一生に数度の投げを披露したとか、鹿野がいつも通りだったとか、その他諸々あったらしいが観れなかったのでしゃーない。


ちなみに旧交会総会にて役員体制が変わり、僕も運営委員になった。
役割としては現役とOBOGを繋ぐことだと思うので、そっち方面で頑張れたら、と思う。
今考えても、旧交会の先輩方は素晴らしく良い方ばかりで、人間力的に僕とは雲泥の差だと思う。
これまで現役を追い立てた分以上に僕も頑張らねば、旧交会末席のダメ人間の名を頂くに違いない。
ちなみに何を頑張ればいいのだろうか、PDCAのPすら怪しいのが僕の実情である。

こうして課題だけが増えていき、全て明日以降の自分に託して、僕は今を生きていく。
ん?追いコンの話あんまり関係なくなっちゃった、まあいいや。


おわり。

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