2018年2月28日水曜日

劇の思い出

恥ずかしい思いをした。
朝、通勤電車内で読書をしていたのだが、内容がツボに入り、「っグフッ、、、」という呻きを公共に向けて発信してしまった。
しかも目の前には妙齢の女性。怖くて目は合わせられず、降車駅間近だったので知らんふりを決め込んで、一目散にドアをくぐった。

小話の類で、男子高校生達が劇の構想を話すシーンが、柔道部1年目での思い出と重なったのが原因だった。
あれは確か武道系合同練習会での劇だったと思う。テーマは柔道×ポケモン。
特に何の捻りもなく、ポケモンバトルで柔道技を披露するだけの単純な内容だった。
そこに大学生が持つべき知性や教養は存在せず、小道具も部室に落ちていた段ボールを継ぎ接ぎして適当に作った安っぽい劇。
ゴリゴリの坊主野郎の両肩に、丸めた段ボールをガムテープでくっつけてカイリキ―と称し、おっさん顔の両耳あたりに同じく段ボールアームを取り付けてイシツブテとした。
そういえばおっさん、当時耳がわいており「痛いんだよー誰か替わってくれよー」と言ってた気もする。あれ?おっさんじゃなくて黒い湿り頭のあいつだったかも。まあいいか。
劇は最後に北大柔道部らしい下からの寝技、妙技・ナマ三角でのK.O.にて終幕だったと記憶している。
ナマ三角とは、、、うーん、ここで解説するのも憚られる。
わからない方は是非ググっていただきたい。
何が検索されるのかは僕も定かではないが、きっと尋常のものではないように思う。

とにかくくだらなかった。
作っていた当時でさえ、深夜テンションで同期みんなして「くだらねー」と笑いながら作業していた。
「ごっつぁん品だ、丁重に観るように」と、ゲオで100円とかで売られていた特殊性癖AVを押し付けられたのもあの時だったかもしれない。
読んだ瞬間に、それらの記憶が脳内の引き出しから溢れ出して、僕の呼吸器官を襲った結果が、僕の恥ずかしさの元凶だったのだ。

当時特に何の足しにもならなかった劇。今になっても、僕に社会的重圧を負わせるだけの思い出。
でも、ちょっとだけ楽しかったのも事実で、写真とか残ってないかな、とも思う。
ここまで書いて気付いたが、懐古のみで終わるこの思考、ダメなOBの典型だった。反省しよう。

おわり。

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