2020年6月1日月曜日

触発

休日。
折角なので外にでも行こうかと思いつき、実行。
まずは「どうせ学生は暇だろ」との安易な考えで連絡。
すると1人目で速攻躓いた。
「予定有り、そういうのは事前に言っていただきたい」旨を返されたので、反省して独りでウロチョロすることを決意した。


昼下がりに家を出て、海を目指す。
30度弱が2,3日も続けば、札幌においては最早夏。
本当は山川が良いのだけれど、北海道の川はエキノコックスが蔓延っていそうで敬遠している。
先々週の部ログ記事を思い出しつつ、チャリを漕ぐ。

のんびり漕ぐ。
1m左の歩道の人々を追い越し、50cm右で自動車が僕を追い越していく。
自動車の中には、20cmくらいのぎりぎりで追い越していった強者も。
垣間見えたBMWのエンブレムで、昨年の煽り運転ニュースが脳裏を掠めていった。
高級車やスポーツカー乗りには凶暴な人が多い。
次点で、タクシーかプリウス。
車が良さを十全に発揮させたいのだろうと思うと、しょうがないから許してやろうとも思える。
そんなことよりも、6月の木々の枝葉の鮮やかさや、今日の空の深さに浸っていたかった。
何より、青々とした草木に包まれることも、雲に誰か何かを重ねることも、随分と久しぶりだった。
最近の僕は、頭の中で生きる割合が増えすぎていた。


海岸にはまばらに人の姿も見えた。
泳ぐのではなしに、皆ただ海を見ていた。
僕も同じく20分ほどぼーっとして、それから帰った。


考える、考えないのなら、考えた方が良い。
ただ、考えないことは悪ではなく、一定量は必要だとも思っている。
それがあるから、僕のそこそこの容量の脳みそはぎりぎりで整理がなされている。
普段ならそれは、黙想の時間や練習後の帰り道なのだけれど。
一応言っておくと、練習中、緩やかな思考のつながりなんてやってる余裕は、勿論無い。

いやしかし今日は、外に出てみて良かった。
一切外出せずにクズ人間生活してみて、その後悔をバネにするってのもひとつの手ではあったけど、今回はこんな感じ。

教訓、現役時代の僕よりも、今の現役は忙しい。
そういえば僕は当時事ある毎に暇人扱いされていたのだが、あれは冗談ではなく本当だったのかもしれない。
「大学生なんぞみんなこんなもんだろまたヒトをネタにしやがって」と思っていたのだが、いやまじか。


おわり。

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