2019年9月15日日曜日

遠征前 20190914

起きた時から微妙な調子だったけど、とりあえず道場へ。
何事もやらねば始まらんので、行けるときは行く。
主将の藤田は不在、森が号令掛けてた。


準備運動終わって基礎運動。
腰切りまで終わったらよく分からん運動が始まった。
サッカーのブラジル体操だったっけ、多分それ。
面食らってちょっと見てから、3往復目くらいに合流した。
こういう全身の連動性が必要な動きをやると、一定数はひどい動き方になる人がいるのだが、今回観た限りでは割と普通だった。
ひと安心したものの、即座に思い直した。
この日は藤田と市原が休んでおり、個人的にこの2人は要注意人物な気がするので。
何かしら新しいことを試みるのも必要だとは思う、しばらくやって効果がありそうなら続ければいいし、ダメなら修正すればいい。
さてどうなるのやら。

打込みは清田監督に誘われて、2本目から合流。
曰く「俺も中に入って実際にやった方が伝わる気がしてきた」らしい。
その辺りの代の先輩方は、打込みレベルが高い。
というか練習メニューそれぞれへの要求レベルが高い。
多分だけど、そうでない者は良くて罵倒されるか制裁される、悪けりゃ完全無視されるような雰囲気だったんじゃないかと疑っている。
僕は立技についてはほぼ捨てていたので、「寝技に入れる技術さえあれば」ってことでレベルを割り振ってたクチ。
今思えば、それを妥協だと憤っていた先輩もいたのかもしれない。


乱取は押し出し6分×15本。
出来るだけテーマを決めてやるようにはしている。
1年目とやるときは主に正対下から取りに行く。
入学以前に柔道やってても正対下から攻められる経験は少ないだろうから、その補完。
初心者スタートの石川も、だいぶ動けるようになってきてた。
2年目だったら、そいつが練習している形に入ってから取りに行く。
都度、相手のレベルの半歩先、1歩先、それ以上で、とかいろいろ変える。
広く浅く、よりも狭く深く、を優先する。
片桐はだいぶ上手くなったし、そもそもの体も強くなってきてる、もうちょいだ。
まあ僕が言わなくても、道場に来る人は全員感じてることだろうけど。
3年目以上は、基本ガチンコ。
力加減も手加減もしない。
と言うより、本気でやらざるを得ないくらいに強くなってるはず。
抜き役になる選手で、且つそこそこ力がついてきたら、守り一辺倒で相手する。
現段階では西森に一部適応している。
この日は「正対下と亀で分ける」って宣言してから乱取やった。
ここを越えれば、次は立ちと足抜きでの引分戦法も入れていくつもり。
最後は積極的な動きとして、何とか後ろについてそのまま6分を流す戦法もある。


研究。
ここ数年の流れとして、「○○の技を使うとき、□□が上手くいかないんですけど」という質問が多い。
何が問題と思っているかと言うと、分け方についての質問が殆ど無い。
攻め方だけを考えるより、防ぎ方も考えるべきだと思っている。
全て技術は攻防のせめぎ合いから生じるから、両面から見るのが良いはず。
というか柔道だけの話でもなくて、何事も複数の視点(≠目線)から思考して、その上で選択するのがリスク回避の王道だと思う。
成功するかどうかは分からんが、失敗にしくくなったり、失敗の理由を掴みやすくなったりするだけでもだいぶ違う。

防ぎ方については他の指導陣にも一定の理解を得られた。
佐々木コーチからは「反復のレベルが酷いのは受け方が下手だからだ」という点で非常に共感した。
仙人の脳内では「技研時点では2,3割の力で受ける。段階的にあげて、最終的にはほぼ乱取レベルの反復をする」のが理想らしい、同感。
ちなみにここ2,3年は、全体の7割くらいが技研初期くらいの受け方をしていた。
季節に1回は注意してたはずで、ただ「そしたらあとは幹部が取り締まってみんなのレベル上がるだろ」って様子見するだけなのは甘かった。
結局改善されないままここまで来てしまった。
僕の度重なる失敗の、回りに回ったツケが、今の現役に降りかかっている面もあるということ。
幹部すらも含めて、初歩的なところからやるしかない。
最近道場に行ける機会が減ってきているから、管理できるのか本当に不安。


この間から再考、コーチとは何ぞや。
どういう距離感で、どういう行動をすべきか。
課せられた仕事とは。
そう考えてたけど、意味がないから止めた。
その辺りは方法論であって、その都度考えて行動して、失敗したら修正すればいい。

よくよく考えると、指針はだいぶ前から変わっていなかった。
次の足場を指し示すことと、気付けない視点を提供して視界を開かせること。
そしてその代の現役の掲げる目標・本気度・現状をみて、僕自身の「北大の七帝優勝」という願望との兼ね合いを考えて行動している、多分それだけでしかない。
というか、それ以上にできることはない。


おわり。

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