2019年9月27日金曜日

めずらしい 20190926

今週は「普段やらない技をやるんだ」とは仙人佐々木コーチの談。
袈裟の逃げ、横三角に対する逆転、裏三角、袖車の4つ、いやもう1つくらいあったか?
袈裟の逃げ以外は僕も観てて「うわー懐かしっ」と思うくらい、ここ最近はご無沙汰な技ばかりだった。
ご無沙汰と言うのは、突発的であったり、個人的に教えることはあるが、わざわざ時間を取って体系的に全体向けに、ということ。

僕なりのポイントをおさらいしておこう。

袈裟の逃げでは、主に投げ抑えを想定した逃げ方。
つまりただでさえ(取りとしては)極めるのが難しい袈裟固めの、尚更甘くなってるものくらいは(受けは)ちゃんと逃げろよ、って意図が含まれる。
具体的には、3つの動きで振って抑え込みを脱出する。
腕と肩を抜いてうつ伏せになる動き、足を絡みに行く動き、取りの腰を腹に乗せて返す動きの3つ。
恐らく、1つ目の動きが中々に掴み辛いと思う。
解決法は、基礎運動の肩ブリッジをちゃんとやること。

横三角に対する逆転は、殆どタイミング勝負の技術になる。
藤田、笹、笠井、近藤、市原、清水あたりは苦手そうな気がする。
逆に得意そうなのは、(やる気にあふれてる時の)森、片桐、坂田、澤田とかだろうか。
まあ、ちゃんとやってりゃ誰しもそこそこのレベルでできるようになるはず。
ざっくり言うと、返しに合わせてぐるっと回るだけだし。

裏三角。
三角を組むことに意識を持っていかれがち。
本当に重要なのは手の置き方と腰の位置。
極めるための三角ではなくて、逃がさないための三角だと捉えると良い気がする。

袖車。
実戦で使うことを想定すると、胴絡みに入られたその瞬間の動きが一番重要。
機先を征して形に嵌めればおそらく大丈夫。
それでも極まらない場合は、そもそも絞め落す感覚が養われていない。
後重要なことは、体格やフィジカルで勝っていれば小細工なしで真正面から行っても極まる、ということ。
但し圧倒的に勝っている場合は、多少、程度ならちゃんと練習しろ、という訓告が含まれている。


その他研究内容。
三澤さんの鉄砲のコツ、これは僕も非常に勉強になった。
普段使っているのとは理論、動きの軸が全く異なる返し方。

手良向の横三角。
まあ厳密に言うと横三角ではなく、技の入りだけ横三角の別物。
これは僕も現役の時からちょくちょく使っていた技術で、「横三角やりたいです」って人ほど理解に苦しむ技術。
抜き役の目的は「抜くこと」で、横三角は手段の一つでしかない、って発想。
蛇足だけど、もう1つ大事なのは「その後分けること」。

もう1つ、手良向のパスガード。
同側の手足を流すという単純な動きだけど、実は手良向専用技。
直接本人を観てみればいいけど、足腰が常人のそれとは違う形状で、ピクルみたい。
あと柔軟性も高い、重心移動の仕方がえぐい(立ち技をやると分かる)。
つまりまだまだ一般化出来てない動きなので、研究の余地はかなりあると思う。


こんな感じ。
技術談ばかりになったけど、僕が道場に着いたときには乱取の最後の1本だったし、他に言えることもない。

そういえば週末は女子部員が全国大会に出場する。
1年目後藤と、2年目藤本の2人。
開催地は秋田県立武道館とのこと。
秋田か、行ったことない土地の一つである。
僕の近い代の東北勢で「東北最下位は○○県だ」の小競り合いをしていたイメージしかない。
ちなみに参加県は青森、秋田、岩手、山形。
上記県の出身者曰く、「宮城と福島は比べるのもおこがましい」とのことであった。
そういやこの論争、決着ついたんだろうか、うーんでもあんまり興味ないな。


おわり。

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