2020年7月5日日曜日

七帝始まらず【現役紹介】

拝啓、COVID-19禍の無い平行世界の皆様。
今は昼前、そろそろ準決勝の大勢も決する頃でしょうか。
初日に敗退した方々、一晩明けて、まっすぐ前を向けるようになれたでしょうか。
主管、阪大の運営陣の皆様、今年も主将審判会議のネタが十分以上に出ていることかと存じます。
来年度に回ってくる京大の皆様にとっては、頭を抱え始める頃かもしれませんね。
OBOGの皆様、死に物狂い、悲喜交々の選手の姿にあの頃の自分を見出せたでしょうか。
練習量に裏打ちされた彼ら彼女らの自己主張は、正しく心を打っていることかと思います。
人生100年時代における第1章とでも言いましょうか。
季節で言うところの春に、一旦の幕を引く為の2日間。
咲いた花は如何でしたか、どのように散っていったでしょうか。
こちら、病を得た我々は日々の対応に追われ、近頃はそんな想像も夢幻、最初から存在しないモノのように感じる今日この日です。
願わくば、そちらの誰もが昨日今日の結果をきちんと受け容れ、またの季節を巡る糧とせんことを。
敬具


そういうわけで、今年も終わり。
北大柔道部的には今日で代替わりをし、幹部一同は退くことになる。
とは言っても、北大は依然課外活動を全面禁止しているのでやれることは少ない。
7/10に北大の行動指針レベルの引き下げが検討されているらしい。
ソースはページの右上隅、https://www.hokudai.ac.jp/covid-19/students.html#info
実行されれば、行動指針レベル1となり、課外活動も条件付きで再開できることになるのかと思う。
とは言うものの、柔道は密着状態が基本であり、寝技なんかはその度合いが最も大きい。
こうなると、いつになれば元通りの練習ができるのか、いやそもそもできない前提で動くべきなのか、だいぶ困る。
下手を打つと自粛警察にすっぱ抜かれて、諸々の対応という心底無意味な時間を過ごす羽目になるかもしれないと思うと、頭も痛くなってくる。

ちなみに個人的には、北大での練習が再開されるまでは柔道しない、ということにしていた。
そうすると、僕の存在意義もあやふやになってきた感も出てきたところで。
北大柔道部に直接関われない今、北海道で働いている意味もあんまり無いよなあ、なんて考えすら出てくる。
以上が、僕の話。
以下は幹部紹介に移ろう。
申し訳ないが2人まとめる。


まずは西森。
物事は合理的に考えたい、ってヒトに見える。
入部当初は中肉中背、寝ても立ってもまあまあ動ける。
方向性をしっかり決めれば抜きでも分けでも良い選手になるだろう、というのが最初の印象。
パッと見は合理的で、自分をしっかり持っていそうに見えるものの、実は色んなモノに影響されがちな面もある。
肉体的な接触を好んでおり、森まるを抱きかかえたり佐久間を殴ったりするのがこれにあたる。
色々見てると、西森本人も周りも、「西森=クールで孤独なとこがある」って思っていそうだけど、多分ほんとはそうじゃなくて。
結構他人が好きだし、他人を思って行動するようになった幹部後半は、結構イイ人間性ができてきてた。

自分のレベルアップに集中した期間は、確かに西森の実力を伸ばしたし、自他ともに評価されたことと思う。
だけど北大柔道部員としては違って、むしろ、培った自分をどうチームに役立てるか、ってのに悩んだ期間の方が西森の価値を高めたと信じている。

そんなわけで、彼には狼を推そう。

おおかみ、、、いや狐じゃね?ってのは無しで。
旭山動物園のガチャガチャで当てたフィギュアがあったので、
個人的には良く描けたと思ってる。

「一匹狼」って言葉はあるけど、実は集団生活が基本。
そんなところがぴったりだと思う。
僕は西森の七帝での選手としての活躍よりかは、彼の精神面の成長がチームに浸透したその先をこそ、見たかったけど。
まあ、これは言ってもしょうがないことなので、ここいらでいったん締めよう。


最後、笹。
青森出身ということで、僕は八戸のイメージで接することも多かったものの、実際は弘前のヒト。
そういやあんまり訛ってない。
他人想いで、色んな人の思いを抱え込むけど許容量を超えがち。
これは東北民に多い特性で、そんな特性を抱えたヒトは、飲みではっちゃけることでストレス解消させていたように思う。
ストレスは酒量に反映されるのだろう、そういう飲み会の記憶は朧げなことが多い。
なんか楽しく騒がしく、時には涙交じりの問答をしたよな、って記憶だけが残る。
パッと思いつくのは畑中さん、根本さん、幸恵さん、清野、早狩、大御所、松尾、小形とか。

脱線復旧、話を笹に戻そう。
諸先輩方に対して、僕は笹とがっつり話した記憶があまりない。
なので、彼がストレスに対処できていたかには、とても自信が無いわけだ。
事実として、笹の心は壊れたし、復帰にも相当な時間がかかった。
色んな人に止められる中で、それでも前を向いてくれた彼は、ひとつ尊敬に値する。
大きめの体に脆くも広い心で、僕が持ちえないものを持っている笹を。

そんでもって、柔道以外では色々とコミカルな話も抱えている笹なので、アリクイにしてみた。
彼に関わる面白系の話は、多分部誌やブログに載っていると思う。
この2つ、たまに読み返すと再発見できることも多いので暇なときにはお勧め。

あんまりうまく描けなかったので、笹っぽさを出そうと
考えた結果、ひげをつけてみたり、、、悪足掻き。

いつまで経っても自信の無さそうな様子だけど、それもひとつ特徴として役立てられるような道を見つけられることを願う。


おわり。

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