2020年1月21日火曜日

部とは 20200120

久方振りの積雪。
札幌の冬ってこんなんだったよな、というべき景色。
朝から降り続いた雪は、道場へ向かう時には足首を越えるくらいになっていた。
歩きにくさは一入。
前から団体様が横並びに来るともう避けるスペースがないくらい。
多少のイラっと感と新雪を踏みしめつつ、道場に向かった次第だった。


着替えて出たのが18:30過ぎくらいだったか、少ない。
やはり体調不良、全部で5,6人くらいだったか。
僕が1年目の頃の閑散具合を思い出した。
佐々木さんにそう話すと、「いや、あの頃は1年目が来なかったんだ。今は上級生が来ないんだ」と。
1月というと、1年目は右も左も、つまりは部における自分が何者か分かってくる頃で。
2年目は準幹部として、今代の仕上げと次代の画策との2足の草鞋。
3年目は言わずもがな目の前に迫った終わり、そこに何とか漕ぎ付くのに四苦八苦。
そんな時期かと思う。
そういう観点で見ているのだけど、とてもそんな状況ではなさそう。

反面、僕の画一的なモノの見方以上に、今の北大柔道部の人間関係多様性が開花しているということなのかもしれない。
こればっかりはいいのか悪いのかはわからん。
結局はそれで勝てれば成功、そうでなければ失敗というだけのもの。
誰も失敗したいわけではない、けど現実として、優勝できるのは1チームだけ。

じわじわとした歩みしかない。
最近正対では噛み付き指定とのことだが、一緒。
ただただ、前に出る意思を持って進む。
押し返されても、逸らされても、向きを正して前へ。
限界まで出きったところで、初めて次の足抜きに移行する。
実のところ、ほかにも手はあるのだけど、結局正攻法ができないと活きてこない。
センター試験の楽な解法を身に着けても、2次試験では使えないのと似ている。
頭の使い方(物理)を学習すれば、少しずつできるようになっていく、はず。


少し話を戻して、チームと言えば、ウインドブレーカーの話。
白、紺、赤と色が、またデザインが多少変わってはいるものの、基本は変わっていない。
背には「JUDO TEAM」の字。
これが「JUDO CLUB」ではないことに、いつだったか酷く感動したのを覚えている。
CLUB=クラブ=倶楽部で、字面のイメージが「ともに楽しむ」。
一緒にいて楽しいただそれだけの集団、そんな部でなくて本当に良かった、と、独りそう思ったことがある。
だから、色や形は変わってもいいけど、TEAMがCLUBにすり替わるのはいただけない。


おわり。

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