2020年1月4日土曜日

旧年の目標

去年はずっと「誰も言わないことを言う」ことを頭のどこかに置いていた。
いろいろと観察する中で、マイノリティ側の意見を出そう、という観点。
少数派の理由は様々、大勢の見えていないことだから、良識のある大人なら表立っては言わないことだから、普通に考えれば言うべきではないであろうから、etc.。

「今更2019年の話かよ」とは当然の感想だとは思う。
でもだからこそ、僕は引き出しを開けることができる。
そもそも、思いは心に仕舞っておくべきだと考えている。
変質してしまう、というのがその理由。
内から外へ、自分から他人へ、経過を重ねるごとに当初のものからは変わってしまう。
それを、僕は懼れるきらいがある。
だから、たいせつなことは極力他人に見せないようにしたい。
これはたぶん病気で、たとえ家族であっても見せていない一面が、そこそこの数存在する。


それでもいろんな組織に関わる人間として、表現は必要だ。
だから、自分なりのルールを設けて接するようにはしている。
全部自然体でこなせる人間性や徳の高さには縁遠いから、誤魔化しているわけだ。
思考速度が速いわけでもない、無尽蔵に行動できるスタミナを持っているわけでもない、その他時間も資金も何もかも制限されている、その中で目的に近付いていくにはどうするか、時折考える。

千日を以て鍛、万日を以て練。
僕がこの世に出てきてかれこれ、昨年で万日を越えたのだがどうなんだろうか。
一旦練りあがったひとりの人間としての僕は。

僕は僕という媒介を通さないと、外へは働きかけられない。
なるべく目的への都合が良いように振る舞う。
そういうことで、今年の目標、「             」。
覚えてたらまた来年、その時までは、ぶれないように仕舞っておこう。


おわり。

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