2022年1月19日水曜日

Long road to ruin 20220118

このところ最高気温がプラスになり、先週の豪雪は形を様々に変化させている。
道場前の歩道はさながらスノーボードのハーフパイプ、或いはボブスレーのコースの様相を呈していた。
車道との境に積まれた雪も、背丈を優に超えている。
視線を上げた所にも足跡があるのはきっと、1年目か旅行者、それか酔っ払いのものだと思う。


オミクロン株の影響が広まっているらしい。
先行して感染拡大した他国の様子や感染者数と死亡者数の統計を見るに、日本では他国ほどには酷いことにはならなさそうな気もする。
勿論、政治家先生方が仰っておられた、デルタ株流行の際と比較して対応力を底上げする、という宣言が実行できていればの話ではあるけれど。
そんなわけで、仕事に行けるくらいなら柔道もできる、という思考のもと北大に行くことはやめないでいる現状である、以上釈明終わり。


こんな中でも学生は出来ることを続けている。
もうちょい思考を進めて、出来ることを増やすのではなく実行する物事を収斂させていければ、冬の過ごし方としては尚良い。
悪く言えば諦めろ、良く言えば拘れ、というやつ。
僕はよく正対下から足抜きで守るのだけど、袈裟固めの守りだけはガバガバにしている、何故なら抑え切られる不安が無いし、何なら半数以上は逆転できるから。
そんな見えすいた罠にかかる現役の数が、少しでも減ってくれればなぁ、とそんな思いで横四方の指導を手厚くしている。

練習最後の研究時間。
質問が2つ。
「横三角で返した後、位置次第では相手の頭が急所に当たって動けなくなる」
これは確かに由々しき問題だろう。
こういう時のコツは下手に自分で動きまくらないこと、つまり相手が身動きしたくなるような状況を作ることである。
固定と加圧をキーワードに、自分の動き方を整理すると良いと思う。

「前三角を掛けても、担がれてそれに対処できず押し込まれてしまう」
これは1年目石田からの質問であった。
要は実戦で全然出来ない、ということであるが、原因は簡単、技術レベルが実戦段階でなかったというだけのことだった。
事前の仕込みや、一瞬を狙うってもの無しに、ただ前三角の形に入れば良いって、雑に言うと、考えが甘かったのだろう。
ただ甘さの程度は、まあ1年目だしこんなものでしょう、というところではあるので、問題視するほどではない。
さて次はどこまで考え詰めて、やって出来るようになって、そして何に躓くのか、楽しみなところでもある。


帰り際理系連中(院生含む)が有効数字の概念を理解していないことが判明、受験生諸君、北大生でもこんな具合の者もいるので、大いに安心してほしい。
産業界の方々にとっては、全く安心できないことかもしれんが。


おわり。


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