2022年6月27日月曜日

大迷惑 20220625

情けない話だが、重要なことでもあるので備忘録としても残しておこうと思う。
遅刻の話。
以下は当時の流れで、細部は違うだろうが大まかなところはこんな感じ。

「何で遅刻が咎められるか分かる?」
「士気が下がるからです」
「違います、面倒臭いからです」
「どういうことですか?」
「『遅刻すると周りに迷惑かける』ってのは理解できる?」
「はい」
「今回は練習時間に遅れたから大きな実害は無かったけれど、これが移動日だとか試合日とかだと、その後の予定もあるでしょう、あなたひとりのために我々全員が被害を受けるんだけど」
「はい」
「そうならないためには何をすべきだと思う?」
「遅刻しないように気を付けます」
「違います、『気を付ける』は何の解決策にもなりません」
「、、、」
「正解は『遅刻しない体制を構築しなければならない』です、『アラーム係を誰かにやらせる』とか」
「、、、」
「非効率すぎるでしょ、でもやらないとダメなんだよね、現実にあなたみたいな人がいて、それで我々全員が被害被るリスクがあるので」
「、、、」
「取り返しのつかない場合なら、それに応じて備えるのは至極当然の話でしょう」
「、、、」
「そんなことしてたら必要な時間も人手も無限に増えてくから、だから、そんな馬鹿な事態を避けるために『時間は守りましょう』とか『ルールは守りましょう』って言ってるんです、よろしく」
確かこんな感じだった。

僕は生活指導するためにコーチやってんじゃないんだけどなあ、ってなった話。
もっと七帝に直接関わるところに注力したいのだけど、こういうのって回りまわって効いてくることも大いに(マイナス方面にはホントに大いに!)あるもので仕方ないけど伝えてみた。
聴いてくれれば、効いてくれればいいんだけど。


おわり。

3 件のコメント:

  1. > 僕は生活指導するためにコーチやってんじゃないんだけどなあ

    心情お察しします。
    しかしまあ大人の義務ともいえる。柔道はその目的が教育でもありますし。ちょっとレベルが低いですが。
    とはいえ時間厳守の徹底は大切
    昔々、マイク・タイソンが日本で試合するために来て、しかし生活態度の乱れで遅刻すること多々。試合を組んだマッチメーカーの大立者であるジョー小泉氏に「チャンピオンなら時間ぐらい守れ!」と厳しく注意されて、それからタイソンは時間をしっかり守るようになったとか。
    指導と、指導してくれる人の存在は大事

    しかしこんなことで一々ぼうや一人一人を指導するのも。と思うのも誠にもっともなので、こんな時は、幹部を同席させて、遅刻の張本人と一緒に指導するのもよいかと。きつく言う相手は、後輩の指導責任を有するその幹部の方
    張本人は、自分のせいで先輩がシバかれたと結構こたえて反省しますし、幹部は後輩の指導責任と部全体の時間厳守のやり方を考えるようになります。
    参考までに。

    今回のは幹部を指導していたのなら、差し出がましいコメントでした。失礼します。

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    1. たかぎさん
      コメントありがとうございます。
      幹部を詰めることも考えましたが、この時期なので彼らには七帝のことをメインに考えてほしかったので僕がやった次第でした。
      後日談としては、叱った本人も根が悪い性質ではないので、その後の練習では気を入れた動きをしてくれたので、ひとまずほっとしていたところです。

      緩さや勢いは学生の特権でもありますが、巧いことコントロールしてほしいし、僕ら指導陣としても巧く導けたら、とは考えます。僕自身も色んなケースを学ばないとですね、マイク・タイソンのエピソードありがとうございます。

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    2. 幹部への指導も検討済みで、その上で彼らが試合も控えての処置なら、さもありなん。
      指導された子も根に持たないとあれば、理解してくれたのでしょう。何よりです。

      コーチの苦労が報われ、いい結果につながりますように。

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