2021年7月3日土曜日

修正 20210702

技研の話題。
いつも思うのは、「受けが重要だ」ということ。
どうしても「自分が相手にどう掛けけるか」に走りがちで、それはたぶん人間の本能的な部分と関係しているのかもしれない。
というのも今までの経験上、ほとんどの人が「受けが重要だ」と示されないと気付けないから。
一般的以上には理性と頭脳の働きが良いはずの北大生たちにしてもこれだけ出来ぬのならば、本能的なところでもかなり根っこに近いところが関係しているのではと疑っているこの頃。
そんなわけで、やはり「受け」は高度な知的活動なのかもしれぬ、なんて思う。

特に正対の技術は難しい。
亀取に比べ両者の身体の自由度が格段に高まるからで、姿勢の取り方で技の有用性はかなり変わってくる。
例えば同じ正対下からの技でも、浅野返しと羆落しでは受けの高度が異なる。
すぐに蹲踞に戻る相手への浅野返し、噛み付いてくる相手への羆落しなんてのは無理があるということ。


まあこの辺りは気づいたときに個別指導、という形で今のところ地道に直していっている。
デジタルによる代替方法は思いつけていないので、効率化には程遠いが、まあそんなもんだろう。

現役部員たちは日々目に見えて動きが良くなっていくので、指導している側としては充実感があって良い。
そもそものスタート時点のレベルが、と言われればそれまでなのかもしれんが。

そんなわけで今日もテコ入れ。
どうやら遂に基礎運動も対象になるとのことで、アレめっちゃツラいんだよなあ。


おわり。

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