2018年8月24日金曜日

現状を考える 20180823

昨日の昼のこと、主将の中島から「練習後にミーティングやります」との報を受け、ちょうど仕事も定時であがれそうだったので承諾、言葉通りに18時過ぎに道場へ。

土日の体重別を控えてか練習量は少なく、5本の乱取の、後半3本だけ参加できた。
参加できたのは良いけれど、近頃は手を抜いたり、力を抜いたりすることも多くなっている。
つまり今の現役の人達は、相対的なレベル差として、僕は気を張らなくてもまあどうとでもできるレベルということ。
というか、がっつりやりすぎると体力的にも怪我のリスク的にも、仕事に障る可能性が高い。
「会社との契約上ちゃんと働けるようにしとかないといけない」という逃げ道を用意した上で、練習に参加してしまっている。
まあ要は気持ちの問題で、今はいろんなスイッチが切れている、省エネモードだということ。
「北大が優勝するところを見たい」とは思うけれど、その期限はもういつだって良いような、そんな状態。
身も蓋も無い言い方をすれば、「そのうち頭数×実力が突出した代が出てきて、なんか知らんけど多分頑張って優勝しましたー」ってくらいでも満足なのかもしれない。


現状、七大学の中で北大は最下位くらいのチーム力で、とりあえず弱い。
ミーティングで現役一同に周知されていることなのでここでも公表するが、今現在のチームで、先の優勝校京大の決勝戦の布陣に突撃させれば、自陣に贔屓目で見ても7,8人残しでボロ負けすると思う。
そして気の毒なことに、1年後ふつーにやって成長したとして、8人残しが4人残しになるくらいかと思う。
というかそもそも、まず2日目に残れるか、1勝できるかどうかということから怪しい。

だから、「優勝するには人間社会から一旦外れるくらいのことをやらないと実現できなさそうです。でも僕らはそこまでして勝ちたいとは思えません。適度に厳しく、メインは楽しくやれて、格下相手でも分けたりもしかしたら取れたりできれば十分です。」って言われれば、それもまあ納得できる。
いいんじゃないかな、現代の人たちっぽくて。
そういう思考も有りだし、あって然るべきだろう。
本気で色々と賭けて動くのは疲れるから、手頃な目標で身の丈に合ったことをして。
だけど「大学時代は運動部に入って週6で練習してました、頑張りました」って就活の面接でアピールもできるし。
割と良いことづくめだね、充実してそう。
否定はしないけど、もしその上で尚「勝ちたい」とか言うのなら、吐き気がするから、そんなことさえしなければまあご自由にどうぞ。

真剣に戦力差を考えて、きっと絶望して、それでも勝ちたいから、制限時間がある中で考えて、考え不足でも動かざるを得ないから何とか形にして表に出して、「もっと他に良い方法があったはず」って自分でも思うし周りからも詰られて、「一つ一つ進めば」って思えばその一つの間にいくつも別の問題が起こるし、そのうち勝ちたいんだか勝たねばならないんだかの境界も曖昧になって、ふと冷静になってみたらチームにも自分にもアラがあることに気付いて、また考えて絶望して。
僕が色んな人に問いたいのが、「そこまでして七帝で勝ちたい(勝ちたかった)ですか?それだけの価値があります(ありました)か?」ということ。
今の現役部員に言いたいのは、「弱いあなた方は、そこまでやって初めて、勝てるかどうかの土俵に上がれるレベルでしかないよ」ということ。


路傍の石ころの僕らが、似た者同士とはいえ7分の1の特別を目指すなら、それに触れたいなら、確実に掴みたいのなら。
正解は分からないし、正答例も実際に見たことは無い。
けど、その辺見渡したら、僕ら程度を磨くためのものはいっぱい落ちてる気がする。
ただし、それらがなくなるのは確実だし、どれがいつ消えるのかは誰にもわからない。


こういうことをいつも考えているわけではないし、そんなことをしてたら社会に磨り潰されて参っちゃうのは確実だけど、一日のうちの何分だとか、週に何回だとかなら考えないと、生きている感覚がなくなる気がする。


明日、明後日は体重別だけど、そういえば台風は大丈夫だろうか。
起きたら土砂降りとかは遠慮したい。


おわり。

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