2018年11月15日木曜日

飲み会で感動した話

東北戦で思い出したことを一つ。
飲み会で、久々に柔道の話をした。
内容は例によってあまり覚えていないし、それで気分を良くして痛飲して結果皆様に迷惑を掛けることになってしまったが、感動した。

引退したての角田君の、色々入り混じった表情に感動した。
何とかやりきった、望んだ結果は得られなかった、やっと解放された、もしチャンスがあってももう2度と同じものは得られない、これからは自分のことを優先できる、けどそれは正しいのか、なんてことを語っているように思えた。
これから先、彼がどういう選択をしても、それを安易に否定することは許されないだろう。
それだけの凄みというか、深みというか、言葉に表すのも無粋なものがあって、僕はそういうのを見たい。



何でこんな話をするのかというと、僕は最近の部の飲み会では、無難そうな話題ばかりを選んで、極力自分から柔道部の話はしないようにしていた。
そうするとどうなったか、現役から柔道部の話が出ることが無くなっていた。
現役同士で盛り上がることはあるものの、大体柔道部に関係ない話で。
「まあ、ここでストレス発散して練習頑張ってくれるのなら良いか」とか「社会人になったし金だけ出しとくのが最善か、半分は法的に大人だしどうにかこうにかやるだろ」って考えていた。
たまに我慢できなくなった時もあるけどそれはまた別の話。

さてさて、ものごとにはバランスがある。
バカはバカなことしかできないから役に立たせ難い。
目的達成のために、バカなようにもスマートな感じにもやれるなら、それが良いのだろうと思う。
まあ僕はそんなこと以上に、「それでも自分はこうやりたい、こう在りたい」って思考の人が一番好きだけど。


今回の東北戦後の飲み会では、そんな気持ちを思い出させてくれた。
上記の角田君もそうだし、その他の東北大の現役達にも感謝している。
欲を言うならば、北大の現役の手で、僕に気付かせてほしかった。
まあそれはそれで、指導者としてはどうなんでしょうね、とも思うけど。
ただ、彼らの同志で在りたい僕としては、この気持ちはおそらく間違いじゃないはず。


うーむ、具体性のある試合のことについてあまり触れられていないが、そっちはまた興が乗ったときにでも書こうか。
東北大同期の廣川の審判ぶりを後世に伝えるのも一興かもしれない。
その時は面白半分にがっつりと脚色するかも、勿論廣川の方ではあるが。
そう考えると少しはやる気もでる。
良いところ4に対して、悪いところ13くらいの試合だから、思い出しすぎてもストレスだしなあ、巧いこと現役を高められなかった僕の責任もあるし、しょうがないけど。
指導って難しいですね。


おわり。

0 件のコメント:

コメントを投稿