2018年5月14日月曜日

練習参加 20180514

今日の札幌は妙な天気だった。
スマホアプリの予報では晴れのマークが出ていたけれど、朝から冷たい風が吹いていた。
晴れのつもりで薄着で職場に向かったものの、結局太陽が顔を見せることも無く今日は終了。
そんでもって仕事終わりには、霧のような霞のようなものまで出始める始末で、高層ビルの上の方は白に遮られて、何か不安がよぎった。
何年か前にトマムで雲海の中に入ったこともあったが、ちょうどその時のような感じ。
ただし今日のは感動も何もなかったのが問題だろうか。

最近雪融けも終わりを迎えつつあるのか、少しずつ澄んできていた豊平の流れも、昨日の雨で今日は濁って嵩も増えていたので、昔々なら祟りの予兆かと思うような一日だったと思う。


そんなことはさておき、今日は定時で終わったので道場へ。
今週は平日にも基立を入れるらしく、僕も気持ちを切り替えて現役を追い立てるのをメインに考えて乱取。
平日月曜だったけれど、清田監督や仙人佐々木コーチを始め、社会人OBも5人くらい集まっていて驚いた。
学内OBOGも本田コーチ始め3,4人いて、結構充実してる気がした。

基立の後はテーマ別の亀取だったのだけれど、なんか流れで1年目女子に送り襟絞めを教えることに。
なかなか絞めの感覚というのも伝えづらいもので、「こんな感じ、あとは申し訳ないけど自分で感覚磨くしかない」って丸投げの指導になってしまった。これは反省事項。
なんたって僕自身が絞め苦手だったので。
最近何となくコツのようなものを掴めたような気もするが、他人様にふんぞり返って教えるにはまだまだ練れていない。
それでも最低限のところは何とか伝えられるはず、と自己暗示をかけて今日はやりきった。

ちょうど(七帝的に)一回り年の違う人、しかも女子に苦手分野を教えるなんて、社会性リハビリ中の身にはなかなかハードル高すぎやしないだろうか。
どの大学の誰のかは忘れたが、「七帝柔道部員が社会復帰するには2,3年はかかる」って読んだ気がするけど、そこから考えると今日のはもう卒業試験レベルのイベントだった気もする。


リハビリと言えば、山内さんの退院は今月終わりから6月の始めあたりになりそう、とのこと。
もう1回か2回くらいはお見舞いに行きたいが、道場に行けそうなときはそっちを優先してるので、まあ、行ける時を逃さないようにしたい。


おわり。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。
    増田さんの七帝柔道記を読んで以来、七帝柔道に興味を持っています。自分もこの世界に身をおいてみたかったと感じています。
    七帝柔道部員が社会復帰するには2,3年はかかる」ほんとにそれほど強烈に人が変わるのですね。他の多くの部活動と何が違うのでしょう。

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  2. はじめまして。コメントありがとうございます。
    「人が変わる」というか、「離れられなくなる」というか、わかりませんが、個人的に思っていることを説明させていただくと、

    1.閉じた社会であること
    全柔連によると、日本の大学生の柔道人口は15,000人ほどだそうです。
    (「柔道人口」で検索すると、過去10年くらいの推移が見れます)
    その中で七帝柔道界の現役部員は、私見ですが、マネージャーを含めても200人程度かと思います。
    ルールの違いもあって、自分たちがマイナーであることを意識せずにはいられず、ガラパゴス化している点も多いでしょう。
    北大柔道部に限って言えば(他大の柔道部もそうかもしれませんが)、武道場を使用する団体の中でも、割と孤立しているような気がします。
    僕が現役の頃は、団体同士で嫌い合う、とまではいかないかもしれませんが、好ましくは思っていませんでした。

    2.「引分」の価値が高いこと。
    これは僕個人が、「救われた」と思ったこと、でもあります。
    元々弱かったし、「どうしても他人を負かしたい」とは思えない性質だったので、「分け役」が認められる世界はとても魅力的でした。
    「取り(抜き)役」にはある程度のオールマイティさが求められますが、「分け役」は人によって職人芸のような、一点豪華主義というような人も多いです。
    試合前のアップなんかで、強い分け役の動きを観れば、そうでない選手よりも数段美しい動きをしていて感動します。
    漫画「刃牙」シリーズで、主人公の刃牙がイメージトレーニングしているシーンで、極限までリアルに思い描いたイメージが刃牙の肉体的ダメージとして現実に作用し、また架空の対戦相手が周囲の人にも見える、という描写がありますが、それに近いものを感じます。

    少しですが、こんなところかと思います。
    端的にズバッと言い表せずに申し訳ないのですが、多少なりとも伝わっていれば幸いです。

    他にも、人とのつながりが云々とか、学生主体で組織論を学べて云々とかあるかと思いますが、このあたりは他の部活動やサークル、バイトでも共通するところかと思いますので割愛します。
    誰しもにとって「七帝柔道でなければならない」という理由は、僕には思いつけません。
    それでも、「僕は北大柔道部で間違ってはいなかった」と思うし、最低限「悪くはなかった」と言いたいので、今も彼らに関わらせてもらっています。

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