2018年5月5日土曜日

道場でやるのもなんだから、ここでわめいてみる

前略GWを満喫している皆様へ。
僕は今年も余暇の半分以上を北大道場で過ごしてしまいました。
イチ社会人としていただいた給与を地域社会に回すことも大してせずに、七帝柔道キャリアが僕の半分にも満たない後輩を肉体的・精神的に追い込むという非生産的・非人道的な活動に勤しんでいました。
性質の悪いことに、反省も後悔もほとんどしていないので、きっと来年以降も同様の連休を過ごすものと思われます。
誰に求められているわけでもないのですが、こういう性分なので、立派なエコノミックアニマルになるにはもうしばらく時間がかかりそうです。
はい、懺悔終了。


さて、今年の新歓合宿、柔道の練習は終わり、あとはちょっとしたイベントがあったりなかったり、というところ。
水曜日の夕方から道場に宿泊。
木曜は午前が通常練習、午後が幹部の基立。
金曜は午前に基礎運動の確認、午後は前日同様幹部の基立。
本日土曜は、午前に部内試合、午後はやはり幹部の基立。
明日は丸山登山の予定ではあるけれど、生憎雨のようなので、アホランはやらない可能性の方が高い。

確かこれで3年連続でアホランをしていないことになるので、この文化もここで絶滅するのかもしれない。
まあなくてもいいと言えばそうだけれど、やっぱりちょっと寂しくなるところもある。


とりあえず、現役の皆さんはお疲れのようで、ご苦労様でした、というところ。
歴代の合宿からすると、特別練習量が多いとか、質が桁違いとか、そういうわけでは全くなかったと思うけれど、こういうものは普段の練習との相対的なもので、「辛かったけど何とか乗り切った」と思ってくれたら最低限のラインはクリアしているのでまあいいと思う。

個人的な目標として、幹部の方々を心底追い込む、というのがあったのだけれど、どうだったろうか。
「厳しいっすね」みたいな意見をいただいたので、達成したと言えばそうなのだろう。
非常に不本意だけど。
そもそも「厳しい」ってなんなのだろうか。
仮に、僕の追い込み方が現役の想像以上のモノだったということであれば、結構哀しい。
裏を返せば、そこまでやらなくても優勝できる、もしくはそこまでして優勝したいわけではない、ということなのだろうから。
僕もOBだし、現役のときは勝てていないし、今、あのとき以上の気力は出せない中で、それが「何か怖い・厳しい」の一言二言で片付けられると、どうしようもない無力感に襲われる。

それでも、僕は北大が優勝するところを見たいし、チームに貢献できなかった辛さを振り切りたいから、結局は道場に行く羽目になっている。
厳しいってなんなんでしょうね。
辛いのって、練習で体力的にきついことをするのが辛いんですかね。
それ以上の辛さって、何時か何処かの試合場で経験してたはずじゃなかったのかな。

何かの目標があって、それを達成する手段の一つとして、みんな練習してるのだと僕は思っていたんだけれど。
僕には才能は無いし、今も圧倒的な強さがあるわけでもないから、現役と戦うときは使えるものは何でも使うし、ルールのグレーゾーンにも手を出して当然だと思っているわけで。
もっと強ければ、正攻法で理路整然とした柔道を伝えられるのかもしれないとは思いつつ、だけれど僕も現役部員の大半も、それが許されるだけの余裕は無いと判断して、できることをやっているつもり。


つまるところ、みんな頑張っているとは思う。
ただ、どのチームも同じようなところからスタートして、どこもそれなり以上に努力している中で、それでも勝ちたい、という目標を掲げるには実力も意志も不足しているとは思っている。
これは僕の中での単なる事実なのだけど、厳しいのかどうかは知らない。
事実は事実でしかなくて、それに感情を載せるのは各個人で、僕はそこまでの責任は取れない。


僕は道場に行きすぎているから、こんなことを言っても、きっと現役も慣れていて響かないと思うので、他のOBOGとか、まあ誰でもいいけど彼らに響かせてくれないかなぁ。
以上。


おわり。

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