2019年11月23日土曜日

問題 20191122

昨夜道場に着いたら、いつもと雰囲気が違っていた。
佐々木コーチの隣に京谷先輩がいらしたからか?と思ったが何か違う。
部室には食糧がいっぱいだった。
京谷さんからの差し入れというか、激励品というか、兎に角有り難い頂き物とのこと。
現役陣の増量の糧で、白米メインの彼らには嬉しいであろう、おかず類も豊富だった。
というか白米メインで脚気になりやしないかと思っていたところで、渡りに船。

着替えている間のメニュー指示を聞いて思い出した。
今週は2年目が練習を取り仕切るんだった。
この日の主将は女子の藤本。
声は小さいものの、おどおどした様子はあまり感じないという、あまりいないタイプの表現方法。
でもやっぱ聞こえづらかったな、隣でも練習やってたし。


乱取にちょっとだけ入れた。
始める前に解説していたのだけど、前述の通りあまり聞き取れなかったので近くにいた笠井に尋ねた。
昔「一本取り」と言ってたものに近いものだった。
内容としては、取ったら相手が替わる、というもの。
加えて、予め取りと分けを指定して乱取を行うということだった。

2,3人を取った西森の相手をしたが、その時は僕が取る側で、との指示。
組み際から奥を叩いて潰し、横三角を浅めにかけて対処してきたところを遠藤返しに繋ぎ、返して抑えたものの極まりが不十分だったのでブリッジを素直に受けて再度亀取。
今度はてきとーに横に返して足抜きの形を作り、肩極め体勢から西森に逃げる選択肢を与えた。
色々やらせるものの、最低限自分の優位はキープ。
そうやって体力を無駄に消耗させたところで脇を掬って上体を固定、精度は60点くらい。
最初の展開から終始僕のペースで、いよいよ疲れに抗えなくなってきた西森相手なら圧し切れると判断し、腰を切って足を抜き切った。
フィジカル同程度の、それも疲弊した相手なのでそのまま抑え切って終了。
残り2分くらい余り、近くに代わりの相手もいなかったので、今度は攻守交代でやってみた。
正対下になり、遠間から回り込む西森を止めたり逆に流し切ったりして終了、ノーチャンス。

あとは研究だった、内容は割愛。
1年目の後藤の質問がちょっとツボ。
僕なりの解釈、イメージだと、
「ln{exp(2)}をどうにかして、=2にしたいんですけど、、、」
と言う感じ。
最終的には僕が「いやもう答えでてんじゃん、計算すればいいだけでしょ」でまとめてしまったが、その前段階も興味深かった。
後藤と同じく1年目の坂田の発言を僕なりに解釈すると。
「1+(sinθ)^2+(cosθ)^2すると良いよ」
なるほどそう来たか。
そんな一幕。


練習後は追加の質疑に応じつつ、笹谷コーチと僕の違いを再認識。
お互い思考の出発点が違うので、答えを聞いた側の分析再構成能力が問われるものだったかもしれない。
展開をメインに語るか、答えありきで行くか、どちらでも良いと思う。
要は、選んだそれを正解にしていくだけのこと。
甘ければ他の正解を持った人に潰されるだけ。
闘う場では、結果的に正解が1つに強制される、集約でもなく、強要。
人間教育上は、複数回答を許容して共有するのが一般的で、僕も市井に紛れているときには基本そうしている。
処世術。


おわり。

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